厚労省発「確定拠出年金(DC)Q&A」(その2)
★退職する人が困るのは確定拠出年金(DC)の移換先である。転職先に企業型確定拠出年金(DC)のある企業ならそこに移喚できる。しかし、自分で個人型確定拠出年金(DC)を扱う金融機関をさがさなくてはならいのは、しばらく職探しのため失業期間、結婚して専業主婦、そして確定拠出年金(DC)のない企業に転職したといった場合である。銀行、ゆうちょ銀行、保険会社、どの金融機関に行っても個人型確定拠出年金(DC)の窓口はない。厚労省発「確定拠出年金(DC)Q&A」では、「事業主が特定の個人型運営管理機関(金融機関・筆者注)を選定し紹介すること等は法令上の問題はない」とあらためて規定している。
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厚労省発「確定拠出年金(DC)Q&A」(その3)
★5月7日は朝から世界同時株安である。日経平均株価は前日6日に361.71円安の1万695円と今年最大の下げ幅だった。その激震もおさまるどころか、今朝からいきなり400円安、日経平均株価1万200円、1万円割れも近い。
ようやく株式投資も投資信託も購入価格にもどりつつあった2010年の春だったのに、ふたたび、みたび、▲評価損の煉獄におちいったと、多くの確定拠出年金加入者は悲嘆にかられているであろう。さて、やっぱり良い投信、悪い投信はある。しかし、確定拠出年金の継続教育では、「加入者等に良いこと、悪いことを伝える行為は『推奨』にあたるか?」という問いに対して、厚労省発「確定拠出年金(DC)Q&A」(更新後Q&A260)は、「禁止行為にあたる」と裁断されている。
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脱退手当金をもらったつもりでも「新・回復基準」ができた
★昭和36年4月から昭和53年5月までに働いていた人は要注意である。特に女性で短期間(2年以上)の厚生年金被保険者期間があった場合である。退職時に「脱退手当金」をもらってはいるが、その脱退手当金の期間計算の際に、その期間が抜け落ちたといったような「まだら事案」があるそうだ。そこで新たな救済措置として記録回復基準を厚労省年金局作成、総務省の年金記録回復委員会で了承された。5月9日の母の日から一日遅れだが、お母さん、お婆さんの年金記録をもう一度確認してあげたい。
4月末に通達が発令され、全国の年金事務所段階で記録訂正される。以下、「脱退手当金」に関する回復基準案の全文を掲載。
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2010年3月末までの15カ月間で5兆3000億円が「高分配ファンド」に資金流入
★『「高分配ファンド」人気が過熱』という5月10日の日経新聞記事を読む。その朝、たまたま大森ベルポート前のタリーズコーヒー店で野村米国ハイ・イールド債券投信 (通貨選択型)のパンフレットを熱心に見入る歳の頃、60代後半の老人夫婦をみかける。
同紙には、「高額の分配金を売り物にした「高分配ファンド」の人気が過熱している。年金の補完目的で利用する高齢者など従来の購入層にとどまらず、幅広い世代が購入している」とある。老人夫婦の会話がそれとなく聞こえてくる。「お金を持ってあの世にはいけないわけだ。使いきってもかまわない」「10年でなくなれば、その後は厚生年金だけでやっていける」そんな会話を聞きながら、人生最後のお金を持つ老人達が熱中する「高分配ファンド」人気の秘密がうなずける。
続きを読む "毎月分配型投信に賭ける老人達の思いとは?" »
2012年1月施行予定のマッチング拠出に示す企業の意欲は?
★企業型確定拠出年金に個人拠出が認められるのは2012年1月からの予定である。調査対象596社のうち約240社程度の企業で個人拠出導入に前向きであるという。従業員個人にとっては、拠出掛金は全額所得控除となるわけだからこんなうれしいことはない。確定拠出年金DC加入者にとっての個人拠出のメリットは、所得税は抑えられ、資産に付加される利息も資産残高も非課税、知らず知らずにうちに60歳まで老後資金が積み上げられる。社員にとっては、こんな愉快な制度をもっと活用しやすくする努力を政府も各政党も10年もほったらしてきた。そこでようやく企業型確定拠出年金に個人拠出となった。さてヤル気のある企業はどれだけあるか?
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組合健保、共済組合は一段の負担増
★改正健康保険関連法は5月12日に成立した。目的は「協会けんぽ」の財政救済策であるが、健保組合と共済組合へのツケ回しという批判がある。政権与党民主党が掲げた後期高齢者医療の廃止案は先送りされ、政府管掌「協会けんぽ」の赤字約6000億円の軽減が先行となった。その骨子は、4点ある。
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国土交通省、高齢者賃貸住宅に登録制度を導入
★「高齢者賃貸住宅」の普及拡大を促すそうだ。国土交通省は「入居者と事業者への融資制度を拡充」「台所や浴室などの一定の条件を備えた住宅についての新たな登録基準を新設」(日経新聞5月14日号)。
2020年には「有料老人ホームなどを含め100万戸超を目指す」(同紙)というから、高齢者専用のアパートや老人ホームが日本中いたるところにお目にかかるようになるらしい。
しかし、これは実に「芸のない」施策である。街づくりの理想は、老若共生のコミュニティー創造であるはずが、どうも国土交通省建設官僚や厚労省福祉官僚達は老人収容施設がお好きらしい。
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ギリシャ財政危機、ユーロ安ドル高、欧州経済のメルトトダウンは来るのか?
★欧州経済はメルトダウン(炉心溶融)の瀬戸際にある。ギリシャ財政危機の世界同時クラッシュへの道筋を日経新聞・編集委員滝田洋一氏が5月16日号で論及している。5月10日欧州連合はIMF(国際通貨基金)との協調融資7500億ユーロを決めた。欧州中央銀行はユーロ圏諸国に国債買い入れに踏み出した。ギリシャ一国の財政危機はポルトガル、スペイン、イタリアと南欧諸国から欧州各国の緊縮財政にむかう。ここからどんな世界が現出するのか?
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5月末から全国一斉に事業主に被扶養者全員リストを送付
★政管健康保険である「協会けんぽ」は全被扶養者の再確認作業を実施する。全国の加入事業主あてに「健康保険被扶養者状況リスト」が送付される。7月末までに「被保険者」の生計維持関係にあるかどうかの「確認」の上で返送を求めている。
表向きは「保険料負担の抑制のため、医療費及び高齢者の医療費への拠出金の適正化を目的に被扶養者の資格を再確認させていただくこと」「就職などにより勤務先にてご自身で健康保険に加入した方の被扶養者解除の届出が未提出(二重加入)となっていないかを重点的に確認」としている。
実際には本来、「被保険者」の生計維持関係にない祖父母や両親、配偶者や子供まで被扶養者になっている「潜在的な不正被扶養者」の洗いだしである。組合健保では、毎年度こうした全被扶養者の再確認作業を実施している。その際に配偶者であれば課税証明書や源泉徴収票、子どもの在学証明書の添付を義務付けているが、協会けんぽはその点はおおらかで、「平成22年度の被扶養者資格の再確認については、収入証明や住民票等の添付書類は不要」となっている。
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年金加入記録訂正されて「時効特例給付」を受けた人はさかのぼって割増金支給
★「遅延特別加算金法」、聞きなれない名前の法律である。
厚生年金や国民年金を受けている人、受けていたがすでに亡くなった人で、年金記録訂正によって年金額増額修正される場合が対象となる。このうち「遅延特別加算金法」は、記録訂正時から過去5年以上にさかのぼって支給される時効分(時効特例給付)に、その当時から現在までの物価上昇分を補填加算されるものである。
すでに2010年4月30日法律施行されている。ただし、自動的に日本年金機構(旧社保庁)から支給される人と本人もしくは遺族が「遅延特別加算金請求書」を提出する必要がある人がいるので要注意である。
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日経平均株価5月21日、前日終値より245円77銭(2.45%)安。
★日経平均株価でいえばこの4月の小春日和の高値から約1500円以上、約マイナス13%の失墜である。5月17日から21日の一週間で約670円強の下落でもある。
最近はこの程度では「大暴落」と人々は大騒ぎしなくなった。日本株の期待収益率4.8%、リスク18%とすると、4.8-18=-13.2%。常にありうるレンジでのブレ具合とちょうど符合する。日経平均株価連動のインデックスファンドに1000万円投資して、約マイナス▲132万円程度を損した状態が先週末の金曜日ということになる。この範囲で収まっていれば、「まあ、良いか」と思うかどうかはその人のリスク許容額によるが、さて、今週からマネー市場はどん色模様を見せるのか?明日の嵐の前に今日の雨模様を反芻しておきたい。
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平成21 年度 国民生活選好度調査から読む「国民幸福度」
★日本人が平均的に考える幸福度6.5。
内閣府経済社会システムが実施した回答数2000件のアンケート結果である。10段階評価による国民幸福度は7点以上を付ける男性は48%、女性は59%。「僕は幸せ者だ」と答えるのは30代が61%でピークに達し、加齢ともに低下し、70歳代で44%となる。人々が「幸福」を感じる時と場所はどこにあるのだろうか?
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1456兆円の個人の金融資産、6・3・1の配分
★貯蓄から投資という掛け声も最近流行らなくなった。
08年9月のリーマン・ショックで、「やっぱり株式投資は危ない」と俄かに反省したわけでもない。株式投資の失敗で路上生活者になった話は我が周辺には今のところいない。株の信用取引で追い証が足りず、なけなしの定期預金の数百万円を取り崩した知人が一人いた。損失は織り込み済みだったのか、運用損にも懲りず今も元気に株式運用に精をだしていると聞く。
ニッポン人は貯金が好きで投資嫌いなのか?「特に金融の一般的な知識に関しては、日本は同レベルの経済力を持つ多国と比べ、その知識の浸透が大きく遅れている」(勝間和代著「お金は銀行に預けるな」)欧米コンプレックスを抱く外資コンサル崩れの俄か評論家は、すぐに見てきたようなウソを言う。
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「株をショートし、円をロング」スパークス・アセット・マネジメント秋山史人氏
★世界は急速に乱模様である。
5月26日、NYダウ工業株30種平均株価は1万ドルを割って前日比69.30ドル安の9974.45ドル。2010年2月8日ぶりに約3カ月半ぶりに1万ドルを下回った。
5月25日、ロイタージャパンのウエブニュースに興味深い記事があった。
スパークス・アセット・マネジメントのオルタナティブ投資戦略部ファンド・マネージャー、秋山史人氏の「都内で開催されたヘッジファンド・インベストメントジャパン会議」での講演談話である。以下、同紙から要点(「 」内)を引用しておこう。
続きを読む "「市場が思っている以上に危ない所」にあるのか?" »
保証利率1.25%プラス0.24%から0.55%のボーナス配当
★団体年金、すなわち企業年金の運用で最優商品は生保一般勘定である。
日経新聞5月27日付けの小さな記事に注目したい。「第一生命と明治安田、団体年金配当を復活 利回り改善、日生・住生も増配」とある。「09年度は株式相場が堅調に推移したため、運用利回りが改善した」わけだから、解約時ペナルティーありでも保証利率1.25%に特別配当を付加してくれるそうだ。特別配当は生保各社の運用成果ならびに経営体力の見返りとみることができる。
続きを読む "生保一般勘定は最優なる運用商品である?" »
2010年4月の完全失業率5.1%と、完全失業者数は356万人、対前年10万人増
★雇用が伸びない。企業はニッポン国内での人の採用に慎重である。5月28日に新聞、メディアが報じた雇用情勢のなかでわかりやすいレポートになっているのが、「ブルームバーグ・ウエブ版」東京 伊藤 辰雄記者の記事だった。「完全失業者数は356万人と前年同月比で10万人増と18カ月連続で増加した」18カ月連続ということは2008年11月からまったく雇用情勢は改善の兆しすらないということになる。
就業者数を産業別にみると、製造業が前年同月から31万人減り1066万人、建設業が同14万人減の492万人となった。一方、医療・福祉は同31万人増加し645万人、卸・小売業は同9万人増加の1084万人となった。
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