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今日のギリシャ、明日のニッポン

国家の破たん、緊縮財政策に反発で全土でゼネスト拡大

★ギリシャ政府の財政危機はユーロ経済クラッシュへの瀬戸際にある。政権交代で発覚したというギリシャ政府のこれまでの粉飾財政、巨額の財政赤字。国債発行を欧州連合の基準GDP比3%以内に圧縮するためには、新政権はなにがなんでも緊縮財政、財政再建を計らなくてはならない。その財政再建策は、公務員給与凍結、公務員定年退職年齢延長、公的年金受給年齢引き上げ、社会保障費削減とすすむはずだが、これに反発して、ギリシャ公務員労組が一斉ストライキ、航空便、鉄道、バスなど公共交通機関はストップ。官庁、学校、病院は休止。

★2月24日から「同国最大の民間企業労組『ギリシャ労働総同盟』(同200万人)もゼネストを計画」(朝日新聞2月11日号)。ユーロ経済を覆う国家財政の破綻危機は、ギリシャにとどまらず、イタリア、ポルトガル、スペインへの波及も必至との観測もある。

★ニッポン国の財務省、2009年末の「国の借金」(「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」)を2月10日公表。以下要点をまとめておく。
・「国の借金」の総額は、08年末から25兆円増で借金871兆5104億円で過去最高を更新。
・このうち国債が705兆円。償還が必要な長期10年、中期国債5年から2年、短期国債1年未満など普通国債577兆円。これは前年度から33兆円である。
・国債の合計705兆円は、約479兆円の2009年末の名目国内総生産(GDP)に対して147%。年間税収36兆円とすると20倍ということなる。
・10年度予算の国債発行額は、過去最大の44・3兆円。GDP比9.25%。ニッポンが欧州連合加盟国ならば、完璧にギリシャ並みのイエローカード国となる。
・朝日新聞2月11日号「09年度末には900兆円、10年度末には973兆円にまで国の借金は膨らむ見込み」と報じる。

★民主党管直人財務相がどこかの会合で「ギリシャの財政危機、ニッポンでなくてよかった」と言ったとか言わなかったとかで顰蹙をかっているブログをみかける。
管さんがもしそう言ったとするならば、それは常にある危機を言ったまでのことなのだ。次の文言を我々は心して読んでおかなくてはなるまい。

★「遅かれ早かれ、政府はいやおうなく、三つのきびしい選択肢のどれかを選ばざるを得なくなる。一つは債券市場が最も恐れること、つまり債務不履行に陥るか。それとも債券市場をなだめるための別の分野において出費を抑制し、有権者や既得権者の怒りを買うか。あるいは、赤字を削減するために増税に踏み切るか、というチョイスだ」(「マネーの進化史」ニーアル・ファーガソン著:早川書房発行)

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2010年02月15日 06:02に投稿されたエントリーのページです。

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