09年新築住宅着工件数78万8410戸、前年比27.8%
★街の大工さん、左官屋さん、仕事がなくてと、嘆くこと久しい。確かに、都内でも都市近郊の街々でも新築の戸建て住宅の建設現場を見かけること少なくなった。国土交通省の「平成21年建築着工統計調査報告」が1月29日公表されている。09年新築住宅着工件数78万8410戸は、「1964年の75万1429戸以来45年ぶりの低い水準」と朝日新聞1月30日号は報じる一方で、「消費者はローン不安を感じている人が多い」が「政府は景気対策で購入意欲をあおるが、『住宅は既に飽和状態』」と指摘している。
★持家は約22万件▲11%減、貸家は約32万件▲34%減、分譲住宅11万件▲47%減。09年の新築住宅着工戸数の内訳と前年比の減少幅である。
このうち分譲住宅の新築住宅着工戸数の内訳は、マンションは7万6678戸で▲58%減、一戸建て7万280戸で▲21%。
★新築住宅市場の縮小のなかで、建築業や不動産業はどこに活路をみいだしているか?
朝日新聞1月30日号は「既存の物件を再活用する中古やリフォームの市場」が活況をていしていると報じている。
★「東日本不動産流通機構によると、09年12月の首都圏の中古マンション成約件数は前年同月比7.8%増の2167件。中古の戸建ても18.2%増の793件」「一戸あたり約70平方メートル、2700万円台が中心。同条件の新築に比べ7割程度の価格という」(朝日新聞1月30日号)。なお、築20年以上の上記程度の広さで売り値2700万円だと、業者はその約半分程度の価格で「仕入れる」というから中古マンション販売業者には結構おいしい商売である。
★厳冬新築住宅市場は凍りつき縮みあがるなかで、貸家住宅の世界では、超古典的アパートのユニークなリノベーションが起こりつつある。東京都内で木造アパート郡の再生を手掛けている「株式会社ブルースタジオ」からきたメルマガを紹介しよう。
『木造アパート郡の再生プロジェクト、『大森ロッヂ』が「住まいの環境デザイン・アワード2010」で奨励賞を受賞』
『『大森ロッヂ』は、京急線大森町駅から徒歩2分の地に、木賃長屋7棟+母屋1棟の計8棟が路地や庭を介して同一敷地内に建ち並ぶ街区まるごとの再生プロジェクトです』
『廃材を排出して100年建築に建て替えるより、今ある住宅ストックを再生し、100年建築に延命することこそ、環境負荷の低減につながるのではないか?』
若い建築家や大工さんの創意工夫、市場縮小をどう反転させていくか?大いに期待したい。
東京都内で木造アパート郡の再生を手掛けている「株式会社ブルースタジオ」のHP
http://www.bluestudio.jp/#/entrepreneur/casestudy03/
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