満額モデル、厚生年金23万2592円、国民年金6万6008円は変わらず
★2010年度政府予算案では、年金額は新規裁定者も現在の年金受給者の年金額も据置となっている。現在の年金額は、平成12年度から14年度のマイナス物価スライド分マイナス1.7%を減額することなく支給されている。
平成18年~20年の3年間の物価上昇分はプラス1.7%であったが、平成21年の物価がこのプラス1.7%を超えて下落しないかぎり、平成22年の3月からの年金額は減額とならない。
★現在の年金額の物価変動率と年金額改定率の相関は大変に分かりにくい。
本来水準の年金額の改定曲線があり、もう一本、「特例水準」の年金額の改定曲線があり、その2つの改定曲線の「差」を「たまり」と呼んでいるようだ。この「たまり」の累積はマイナス1.7%であった。
本来水準の年金額は平成21年度にプラス0.9%改定したことにして、これまでの「たまり」マイナス1.7%+プラス0.9%=マイナス0.8%、残りマイナス0.8%が現在の「たまり」ということになっている。
2009年末の物価下落率がこの「たまり」マイナス0.8%をさらに拡大することになれば、そのマイナス0.8%を超えたマイナス分は2011年度には年金額減額改定となるのであろう。
★平成11年からの物価変動率と年金額改定率(特例水準)の相関推移表を参考までにまとめておく。
平成●年:対前年物価変動率%・(年金額)改定率%
H11年:対前年物価変動率▲0.3%・改定率0.6%
H12年:対前年物価変動率▲0.7%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H13年:対前年物価変動率▲0.7%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H14年:対前年物価変動率▲0.9%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H15年:対前年物価変動率▲0.3%・改定率▲0.9%(前年の物価変動率反映)
H16年:対前年物価変動率▲0.0%・改定率▲0.3%(前年の物価変動率反映)
H17年:対前年物価変動率▲0.3%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H18年:対前年物価変動率0.3%・改定率▲0.3%(前年の物価変動率反映)
H19年:対前年物価変動率0.0%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H20年:対前年物価変動率1.4%・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
H21年:対前年物価変動率(10年1月発表)・改定率0.0%(前年の物価変動率反映)
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