★まことに小さな国が、財政破綻にむかいつつある。作家・司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」の最初のフレーズを現在にアナロジーするとこんな言い回しになってしまう。
2010年、本ブログの新春のメッセージとしてはなんとも冴えないことになってしまった。しかし、国家がボロボロになろうが、企業も個人も生き抜いていくのが世の定めだ。楽天的にいうならば、まことに小さな国は身の丈にあった小ささまでなったらなったで、またやり直せばいいのである。でき得るならば、後代の者たちに負の遺産をこれ以上にしないことである。今を生きる我々に課せられた最大の使命だと思う。
まずは年頭、この先々の我々を待ち受けている借金国家ニッポンのドン詰まり財政を見ておこう。
★2010年度鳩山政権による政府予算案である。
一般会計予算歳入92兆2992億円、一般歳出53兆4542億円、地方への配分17兆4777億円、国債償還費用20兆6491億円。税収37兆3960億円は1984年度以来の低さ。国の借金である国債発行44兆3030億円、すべてが過去最大、最悪の国家予算となった。
★金額を年間売上374億円の企業に例えれば恐ろしい数字になる。原価と間接費で534億円、経常損失マイナス160億円。さらに子会社への支援175億円、借入返済206億円のキャッシュアウト。借入残高8200億円。すでにこの世には存在しない会社である。
★家計の単位である万円におきかえてこの国の財政を考えると、さらに世にも恐ろしいことになる。年収374万円の家計。家計支出は生活費534万円、さらに田舎で暮らす親戚への仕送り175万円、借金の返済金206万円、支出合計は約920万円。年収との差額は、マイナス541万円である。
このマイナスを埋めるために、妻の埋蔵金であるヘソクリから100万円を繰り入れ、さらに441万円をサラ金からの借金で賄うという。借金が借金を重ね、借金残高は積もりに積もり8200万円近く、ということになる。こうした家計、誰が考えても異常である。
★朝日新聞09年12月26日号にあった「2010年度政府予算の記録ずくめ」をまとめておこう。
・一般会計92.3兆円・・・・・・・過去最大
・税外収入10.6兆円・・・・・・・・過去最大
・国債発行額44.3兆円・・・・・・・過去最大
・税収37.4兆円・・・・・・・1984年度以来の低さ
・国債発行額を税収が下回る・・・・・戦後初
・国債依存度48.0%・・・・・・・・過去最大
・公共事業費18.3%減・・・・・・・・過去最大
・地方交付税等17.5兆円・・・・・・・過去最大
★我がニッポンの財政危機の淵はさらに深まるばかりであるが、どうもEU、米国、どこも国家財政は破綻危機へのトリガー(引き金)はいつ引かれてもおかしくない状況である。2010年の個人のライフプラン、余程のゆとり資金でもない限り、此処はシッカリ足元踏みしめ、華美に走ることなく、質素倹約、キャッシュ・イズ・キングは続く。
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