デイリーニュース

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2010年01月 アーカイブ

2010年01月04日

深まる危機の2010年である

★まことに小さな国が、財政破綻にむかいつつある。作家・司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」の最初のフレーズを現在にアナロジーするとこんな言い回しになってしまう。
2010年、本ブログの新春のメッセージとしてはなんとも冴えないことになってしまった。しかし、国家がボロボロになろうが、企業も個人も生き抜いていくのが世の定めだ。楽天的にいうならば、まことに小さな国は身の丈にあった小ささまでなったらなったで、またやり直せばいいのである。でき得るならば、後代の者たちに負の遺産をこれ以上にしないことである。今を生きる我々に課せられた最大の使命だと思う。
まずは年頭、この先々の我々を待ち受けている借金国家ニッポンのドン詰まり財政を見ておこう。

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2010年01月05日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その4)

★JAL日航の法的整理がどうやら近付いている雲行きである。政府の関係閣僚会議が招集され、政府系金融機関である日本政策投資銀行による融資枠を現在の1000億円から2000億円に拡大を決めた。すでにJAL日航はいつ資金ショート、デフォルトしてもおかしくない際にあるようだ。政府保証の資金融資の条件が企業年金の「引き下げ」というのも何とも情けない話であるが、とりあえず現役社員の3分の2の「引き下げ」同意署名がとれた。「現役社員1万5742人のうち、68%に当たる1万694人から同意」(朝日新聞1月5日号)1月12日をめどにすすめている年金受給者・受給待期者の同意署名は、「現在、対象者約9000人のうち約3000人」「最終的な目標到達には微妙な情勢」(同紙)。年金受給者・受給待期者の3分の2以上の同意署名が成立しないとなると、現役社員の同意だけでは、「企業年金の給付引き下げ」は不成立となる。この1週間でJAL日航の命運がどうなるか、大きな節目を迎える。

2010年01月06日

年金記録確認第三者員会、冷たく遠い光景

★福岡の社会保険労務士、菅野美和子さんからの新年メルマガである。
菅野さんは、さまざまな人の年金事例に対応し、ひとつひとつ実に丁寧かつ親切にサポートしている社会保険労務士さんである。恐らく、顧客からの依頼で年金記録の調査のために年金記録確認第三者員会に陪席したのであろう。その時の光景を簡潔な文章で的確に表現している。やるせない思いで第三者員会に駆け込み訴えする人にとっては、やはり、この光景は、年金不信を和らげるどころか、逆に不信増長させるものがある。以下、菅野さんのメルマガを引用しておきたい。ご興味ある方は、下記にアクセスしていただきたい。
http://www.mag2.com/m/0000106417.html

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2010年01月07日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その5)

★JAL日航の西松遥社長は、役員報酬も返上しほとんど無給かつ無休で孤軍奮闘している。恐らく、愛すべきJAL日航を殺しかねないシャフリヤール王に嫁いだ娘シャハラザードの如く眠れない夜、悪夢見る、千夜一夜が続いているのであろう。なぜ、ここまで最愛の会社が堕ちたのか。悔しくもあれば、自らの不甲斐なさ、その無力感との戦いは壮絶なものがある。ここまでは想像の域をでていないが、JAL日航の絶望を最もよく知っているのは西松遥社長であるはずだ。

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2010年01月08日

住宅ローン見直しに好機到来

★2010年は住宅ローン見直しに着手したい年になりそうだ。
ライフプランセミナー始めの1月7日、都内田町で実施したIT企業のHD社の40代研修。サラリーマンの住宅ローン返済はやはり重いものがある。年間の返済額150万円から200万円が70歳まで続くという人の場合、所得が急減する50歳代半ば、定年退職をむかえる60歳代、ローン破綻は目に見えている。
繰上げ返済、期間短縮、期間延長返済額圧縮、借り換え、変動から固定チェンジ、一括返済。いかなる手法で住宅ローンの効率的圧縮をどうはかるか。「亀井徳政令」が実施された12月からこの1年がチャンスである。

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2010年01月12日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その6)

素早い解散こそ、今とるべき最善の道である
★加入者と受給者の減額同意署名集計はただちに中止、解散の同意署名に切り替える時である。その場合には、加入者の4分の3の同意署名、受給者同意は必要がない。解散手続きもヤル気があれば、6カ月もあれば十分である。
JAL日航の受給権者9000人の3分の2の減額同意となるか、1月12日はその回答期限である。しかし、目標の数に至らず、回答期限延長となるそうだ。なんと虚しいことをこの会社は繰り返すのか。この会社の企業年金基金に残された道は粛々と解散手続きに入る道しかない。
JAL日航の法的整理が決まった現在、企業年金を存続する意義も価値もほとんどないはずである。必要積立額である最低積立基準額5330億円、年金資産2918億円、積立不足金2412億円の企業年金基金であるらいしい。
本誌ブログは、首尾一貫してJAL日航は企業年金問題の最終解決は、「年金基金解散」が「正道」であることを主張してきた。「年金基金解散」となれば、受給者も現役も等しく「残余資産の分配」となる、はずである。
受けられたはずの年金・一時金ではなく、その54%程度の「分配金一時金」で清算となるのであろう。現役加入者と年金受給者が年金資産2918億円プラスアルファーを公平に各人の積立基準額按分比で分配する。
更生会社となるJAL日航にとっても、残る現役社員にも、年金受給者にとっても、「年金基金解散」は相対的に有利なはずである。それに三者三様、後腐れがない。

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2010年01月13日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その7)

OB受給者同意成立、新生JALに待っていることは?
★JAL日航の受給権者の3分の2の減額同意が成立したようだ。回答期限1月12日、「同意書は同日午後1時時点で計5991通に達し、OB全体(8936人)の3分の2にあたる5957人をわずかに上回った」と日経ネットの最新ニュースが伝えている。現役社員のうち企業年金加入者1万6000人については1月4日に3分の2以上の同意取り付けが成立している。JAL日航の企業年金の給付現価率、現役50%引き下げ、OB年金受給権者30%引き下げで、JAL企業年金基金の継続は、これにて一件落着なのだろうか?

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2010年01月14日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その8)

社員もOBにも責任があるのか?
★「社員は悪くはない。責任はない」。経営破綻した山一証券の最後の社長野澤さんのセリフであった。1月12日鳩山首相の場合はそうは言わない。「(年金の大幅減額で)生活に支障が出るとの気持ちは分かるが、JALがこういう状況になったのは一体誰の責任だということになれば、それぞれが責任を負わなきゃいけない話だ」(1月12日ASASHI.com)。JAL日航の経営破たん、会社更生法申請、鳩山首相が軽率に口走った「責任」は誰にあるのか?

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2010年01月15日

確定拠出年金(DC)、運用放棄400億円

資産運用放棄者19万4065人、これは制度危機なのだ
★企業型確定拠出年金(DC)資産運用放棄者はついに19万4065人になる。日経新聞1月12日号からまとめておきたい。
その額は約405億円と前年から80億円増というから、資産運用放棄者はとどまることなく増え続けている。企業型確定拠出年金(DC)の「生命線」はポータビリティー、転職のたびに継続して資産運用できることである。その「生命線」が機能していないわけだから、企業型確定拠出年金(DC)の制度危機は深刻である。2009年10月末の数字というから2007年度末の資産運用放棄者11万9675人であったから、2年間で7万4390人増加し、その額も369億円から405億円、36億円増である。
なぜ、こうした問題が野放しになり、その解決がはかりがたいのか?
本誌ブログ2009年9月29日から10月2日までの4回の連載をご覧いただきたい。
http://nenkin.co.jp/lifeplan-blog/news/archives/2009/09/29-062231.php

2010年01月18日

縮小する所得、収支均衡が崩れ出した家計

赤字家計40%、収支トントン家計31%
★所得が伸びない、家計にゆとりが生まれない。老後の蓄えもおぼつかない家庭が増えだしたのは2001年あたりからである。政府統計であらわれてきたのは、2007年度の厚労省の毎月勤労統計調査からであった。あれから3年がたち2010年のニッポンの家計の実相を垣間見ることができる調査がある。日本経済新聞社がインターネットで全国の約1000人に調査した「家計アンケート」である。1月10日付の日経新聞「SUNDAY NIKKEI」で特集があった。そのより詳細なデータが、日経ネットPLUSに掲載されている。以下、「2010年ニッポンに家計」素描を試みてみたい。
※数値表示は、小数点以下四捨五入とした。

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2010年01月19日

家計見直し、「節約」はどこまで進むのか?

35%が「節約」、25%が「収入増」、「収入増」+「節約」26%
★43%の人が厳しくなると思い、赤字の家計ではさらに厳しくなると思う人は54%に達している。そこで「家計再建」である。「今年、あなたは家計を見直すとしたらどうする?」という問いに対して、35%の人が「節約」、25%の人が「収入増」、「収入増」と「節約」両方に取り組む人は26%。この中で、「もうどうしようもない」と断末魔のようなことを言う人が5%というのが気にかかる。日本経済新聞社のインターネット調査「家計1000人アンケート」を続けよう。

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2010年01月20日

限界家計、デンジャラスゾーンに接近

貯蓄取崩し69%、クレジットカード利用で支払い先延ばし24%
★増えない収入、支出オーヴァの家計、どんなやり繰りをしているか?
日本経済新聞社のインターネット調査「家計1000人アンケート」を続けよう。複数回答だが、限界家計の踏みとどまりから決壊の過程が見える。

一番多いのが「貯蓄を取り崩す」69%。
2番目は、「クレジットカードで支払い、引き落とし時期を先延ばす」24%。
3番目は、「商品や現金と交換できるポイントを使って支払う」22%。
ここまでは、収支バランスの立て直しがなかなかできず、消費行動の抑制がきかない家計再建の難しさを物語っている。

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2010年01月21日

セーフティネット、社会保障の将来への不安

社会保障の将来への不安59%、年金不安は88%
★人々の最後の砦は、医療・雇用・介護・年金を確かにしてくれる社会保障制度である。日本経済新聞社のインターネット調査「家計1000人アンケート」では、人々の社会保障制度の「思い」を調査している。この制度の将来に「不安を感じる」59%、「感じない」2%、「わからない」は38%。
日経ネットPLUAは、「社会保障制度の中で不安が集中するのが年金制度だ。年金制度に不安を感じるという回答は実に88%と、10人中9人が不安を訴えた」と報じている。

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2010年01月22日

「ねんきん定期便」は人々の年金理解を深めているか?

じっくり確認した23%、目をとおしただけ32%、中を見ていない4%
★各地、各企業で繰り広げられているライフプランセミナーでは、「ねんきん定期便」を持参して来る人が多くなってきた。
2009年4月から各人の誕生月に社会保険庁から郵送されてきている「ねんきん定期便」は、この1月生まれの全被保険者にはすでに手元にあるはずである。加入履歴、国民年金納付状況、厚生年金の報酬記録、年金見込額など、ニッポンの年金制度開闢以来の本邦初公開の年金個人情報の通知である。日本経済新聞社のインターネット調査「家計1000人アンケート」の回答、「内容をじっくり確認した」人が23%も上るのは、ライフプランセミナーの講師として接してきた「ねんきん定期便」への反応力としては、結構良い数値である。「じっくり確認した」後に何を理解したかは、このアンケートでは不明だが、「年金見込額」への何らかの思いだけは抱いたはずである。

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2010年01月25日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その9)

企業年金基金に「特例一時金請求」が増大すれば年金基金解散も・・
★JAL日航の再建は暗礁に乗るのではないかという観測が浮上している。2010年1月19日、JAL日航は会社更生法を申請したが、企業年金問題が再燃する可能性が消えていない。負債総額2兆3221億円、債権放棄7300億円の借金棒引き、グループ全体で1万5661人の削減。100%減資で上場廃止、JAL日航株は紙屑となった。日本政策投資銀行が6000億円、企業再生支援機構が3000億円、総額約9000億円強の融資枠を設定し、企業再生支援機構による新生JAL日航の再建は3年以内に計られるという。JAL日航の企業年金は、現役社員53%、OB年金受給権者30%の給付現価率の引き下げはとりあえず成立しつつある。しかし、この計画の前途に待ち受けているのは、やはり企業年金の問題となることが杞憂されている。

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2010年01月26日

住宅ローン見直しは利息総額の損得比較を!

返済期間延長、賞与時返済の圧縮、変動から固定への変更、まず支払利息総額の比較を!
★返済不能から住宅を手放す人が増えている。街の不動産屋にも「格安競売物件あり」といった看板を見かける。失業や離婚から住宅ローン破綻をきたす。「土地、建物、土地付き建物、マンションの競売物件は2795件。07年度下期の1259件の2倍以上」(朝日新聞1月25日号)。同紙はメガバンク各行の2011年3月末に切れる「金融円滑化法」対応策を紹介している。三菱東京UFJは「ご返済額の変更等につきましてもご相談をうけたまわっております」という案内文を年2回送付。三井住友銀行は「ローン金融円滑化相談窓口」を設置。ライフプランセミナーでも「住宅ローン見直しどうやればいいか?」といった相談が多くなっている。返済期間の延長、変動金利から固定金利への変更でも、変更後の貸出金利別・残存返済期間別から支払利息総額の比較が肝心だ。
今、何とか返済できるのに期間延長で毎月返済額は減ることに目がくらみ、支払利息はこれまでの倍になるなんてこともある。金融機関が「金融円滑化法」対応策に血眼になるには、ここに「勝算」ありと見込んでのことである。

2010年01月27日

年金抜本改革、前倒しで準備にはいる

税方式の最低保障年金、全国民適用の所得比例年金導入なるか?
★2010年度の政府予算案では「年金制度改革の検討」として、2.8億円が計上されている。厚労相直属の検討チーム設置と実態調査などに費やされるという。日経新聞1月26日号は「年金改革 参院選前に着手ー政府前倒し 消費増税にらむ」と報じ、民主党政権が本格的に年金改革を今年度から稼働することを告げている。
同紙によると、「年金抜本改革のための関係省庁による協議会を設置する検討に入った」、関係省庁とは「財務省、厚労省、国家戦略室などの閣僚ら政務三役」が担うという。
09年8月の衆議院選挙での民主党マニフェストでは、2012年度までは年金記録の集中突合、それ以降2年かけて制度設計を実施し、13年度の総選挙で民意をはかり、2014年度の新制度施行という予定であった。こんな悠長なことでは国民各層が願う年金制度改革にスピードが足りないという意見に応じる気になったのか。民心が離れこの夏の参議院選挙がおぼつかなくなりふたたび年金で勝負と思い立ったのか。いづれにしても、民主党新政権の「売り」は年金改革にあるわけだから、さっさと手につけるのは当然でもある。

2010年01月28日

2010年度の年金額は据え置き

満額モデル、厚生年金23万2592円、国民年金6万6008円は変わらず
★2010年度政府予算案では、年金額は新規裁定者も現在の年金受給者の年金額も据置となっている。現在の年金額は、平成12年度から14年度のマイナス物価スライド分マイナス1.7%を減額することなく支給されている。
平成18年~20年の3年間の物価上昇分はプラス1.7%であったが、平成21年の物価がこのプラス1.7%を超えて下落しないかぎり、平成22年の3月からの年金額は減額とならない。

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2010年01月29日

2010年4月から国民年金保険料

440円アップで月額1万5100円
★現在の国民年金保険料は月額1万4660円、年間17万5920円。2010年4月から月額1万5100円、年間18万1200円となる。口座振替や前納による割引額は1月末に公布の予定。
★国民年金保険料2010年度改定率の計算は複雑である。下記の通りとなる。
1万4980円×前年度(H21年度改定率)0.997×2年前(H20年)物価変動率1.014×4年度前(H17年~H19年度)の実質賃金変動率0.997=1万5100円
★保険料免除額は、下記の通りとなる。
・4分の3納付(4分の1免除)月額1万1330円
・半額納付(半額免除)月額7550円
・4分の1納付(4分の3免除)月額3780円

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