★クリスマスイブに不吉な話で恐縮である。日本の成長産業は、「介護と葬儀の産業しかない」と言ったのは経営コンサルの大前研一さんだった。なんとも淋しいことをいうコンサル爺さんか!と思ったものだが、休日の新聞の折り込み広告、送られてくるDM、有料老人ホーム、墓地、葬儀のチラシの余りの多さに「介護と葬儀」、避けて通れない現実とあらためて納得。
雑誌「プレジデント」2010年1月4日号の特集も『「病院、介護、葬式、墓」大特集!』「2010年版!自分、家族、親を救う情報満載」とある。このなかにある『事態別「お金と時間」完全シミュレーション』「病気、要介護、永眠するまで、そのときいくら必要か?」をみてみよう。
★「生き地獄、死んでもイバラの道」、父・母・義父・義母ら4人の最後を看取る「孝行息子・娘」の場合である。最大でも総額1億円であるという。その中身は?雑誌「プレジデント」2010年1月4日号から引用しておこう。
●<病気>日本人の3人に一人が罹るという癌、「末期がんの保険外医療品の投与を決めると、お金は飛ぶように消えていく」最低500万円~数千万円。
●<介護>父・母・義父・義母の「4介護」で3500万円
・在宅介護×4人=1000万円~
・施設介護×4人=2000万円~
・遠距離介護=300万円×人数
●<有料老人ホーム> 慢性疾患で長生き!20年間、有料老人ホームにお世話になる場合である。総額で5064万円。
・入居金=600万円
・月額利用料(20年)=2880万円
・食費(20年)=1200万円
・介護保険自己負担金(20年)=384万円
●<葬式・墓>業者の口車に乗ると590万円。
・飲食接待費+50万円
・斎場使用料+50万円
・香典返し+50万円
・墓(駅徒歩5分、60㎡×60㎡区画)=200万円
※(筆者注)ここには、お坊さんに払う戒名・御経代50万円から100万円が抜けている。
★上記の事例は、父・母・義父・義母ら4人を看取る場合である。看取る息子か娘夫婦の老後、「長寿リスク」は計量されていない。
本誌ブログの「長寿リスクは約9千万から1億円?」をご覧いただきたい。
★父・母・義父・義母ら4人を看取る介護生活は、自分たちの自分たちの介護も同時進行していくのが高齢化社会の現実である。
父・母・義父・義母ら4人を看取るお金が最大最悪1億円。自分たちの老後が1億円。総額2億円。誰もが、そんなお金はどこにあるのか?
親の老後、自分らの老後、「ラスト・プランニング」も賢明に事前に計画的に立てておきたい大切なライフプランになってきた。
http://nenkin.co.jp/lifeplan-blog/news/archives/2009/05/21-105024.php
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