★鳩山内閣は新規国債発行額を膨らませ、繰り返す最悪の道に踏み出すのか?
7─9月期国内総生産(名目GDP)は500兆円をわりこみ470兆円規模に低下。これは18年前、1991年頃の水準になったわけだ。ここでドッカンと国債増発、財政出動、公共事業拡大、景気浮揚をはかるのだという亀井静香郵政・金融担当相。対する抑制派は藤井裕久財務相、「44兆円を守って国民生活が守れないことはない」と言う。この間に立って、お坊ちゃま鳩山由紀夫首相はキョロキョロと目玉をまわしているばかりだ。
★12月15日に09年度第2次補正予算を閣議決定することになっている。2次補正は、事業規模24.4兆円、財政支出7.2兆円程度の緊急経済対策が盛り込まれる。09年度税収は当初見通しから9.2兆円減の36.9兆円となり、2次補正後の新規国債発行額は53.5兆円の過去最大という。
★この国が1990年のバブル経済崩壊後の景気低迷と金融危機のなかで、度重なる国債増発を繰り返してきた。景気浮揚と構造改革がお題目だった。ロイターのウエブブログ記事「討論×闘論・国債発行で迷走する鳩山内閣」」12月11日号は、国債増発はなにをもたらしたか、と警鐘を鳴らしている。
★「需給ギャップが数十兆円規模で存在し、これを放置していると物価下押し圧力が増し、デフレスパイラルのリスクが増大することは間違いないだろう。だから、財政出動すべし、というのが亀井氏の主張だ」(ロイター記事12月11日号)
★「しかし、小渕恵三内閣が発足した1998年度に296兆円だった国の公債残高は、10年後の2008年度には553兆円に増大した。累次の経済対策で国債を増発したが、その結果はどうだっただろうか。国内の産業構造は変わらず、少子高齢化が進んだだけで、内需は拡大するどころか縮小均衡の道を歩んでいる」(ロイター記事12月11日号)
★「カネの有効な使い方と、成長戦略を明示したこの国のグランドデザイン作りを予算編成と平行して行うべきではないか」(ロイター記事12月11日号)
★「11日の円債市場は、午後にやや長期金利が上がったが、まだ、1.275%と低水準で推移している。ギリシャのようにマーケットから疑いの目ではみられていない。その時間を有効に使うべきだろう」(ロイター記事12月11日号)
★さて、残された時間はそんなにあるのか?ニッポン国債の格付低下、市場で売り浴びる事態は刻々と近づいているのか?2009年12月師走、債券市場に注目である。
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