★金利はどこまで上がるのか?すでに住宅ローン金利は、住宅金融支援機構のモゲージローンである「フラット35」は3.42%水準、金融機関独自のローンでは10年固定で4%強の水準にある。変動金利は11月1日時点で最も安い新生銀行で1.2%、みずほ銀行で2.675%。2004年5月頃の10年固定は2.5%前後であったから1.4倍近い値上がりとなっている。長期金利の指標でもある新発10年物国債利回りは、09年11月9日時点で前週末比0.025%上昇、1.475%。同日、みずほコーポレート銀行などの大企業向け長期プライムレート(最優遇貸出金利)は、現行の年1.7%から0.15%上がり、1.85%引き上げとなった。
★低金利時代に借りた人、そろそろ10年固定の返済が終わり次の返済契約更新にある人、このまま固定金利で行くか、変動金利に変えるか、悩ましい問題に直面している。
★資産運用市場のプレーヤーは、金利上昇をどうみているか?
日経新聞11月10日号、ロイター通信の記事から要点整理をしておきたい。
(1) 山下周氏(ドイツ証券)想定レンジ1.4%~1.6%
「年明けは景気回復期待も重なり、金利は高い水準でもみ合う」(日経)
(2) 三浦哲也氏(みずほ証券)想定レンジ1.3%~1.56%
「民主党が国債管理政策に力点を移さないと、金利上昇の流れ変わらず」(日経)
(3) 松沢中氏(野村証券)想定レンジ1.15%~1.5%
「世界経済の回復期待がしぼむにつれ、米長期金利の低下に影響を受けやすく」(日経)
(4) 坂東明継氏(岡三証券)想定レンジ1.2%~1.6%
「来年度予算案が固まれば投資家の心理は落ち着く」(日経)
(5) 佐野一彦氏(シティーグループ証券)想定レンジ1.15%~1.5%
「金利は近くピークアウト」(日経)
(6) 森田長太郎氏(バークレイズキャピタル証券)目先の1.5%台前半も視野
「長期金利が短期的に上抜けしても長期的な金利上昇トレンド入りには懐疑的だ」(ロイター)
★市場のプレーヤー達は、目先数カ月の相場感を述べているだけで、個人の住宅ローン返済者のためにこの先10年の長期の金利の行方を占っているわけではない。この点をご注意いただきたい。
★それにしても、「フラット35」で3.42%というのは余りのも暴利だ。調達金利が0.6%から0.1%程度であろうから、金融機関儲けすぎではないだろうか?
個人にとっては、返済に勝る運用はない!の鉄則通り、繰上げ返済を織り交ぜた返済計画の見直しをまず優先したい。
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