★誰もが悩むことで成長する。不安に向き合うことでしか「今の自分」はないわけで、「悩むチカラ」が人を強くする。古い親父は青年の悩みとは、思うようにいかない仕事、実りそうもない恋とかを類推しがちだ。しかし、現代の若者、話は具体的かつシンプルな悩みを抱いているのかもしれない。
30代で心悩ます不安、3大不安は「今後の収入」63%、「現在の収入」46%、「老後の生活設計」45%である。
「勤務先での仕事や人間関係」18%、「事業や家業の経営上の問題」10%と比較しても、この3大不安の高さはなにをものがたっているのだろうか?
★この数値は、内閣府「国民生活に関する世論調査」(2009年6月公表)にある世代別の『日常生活の中で、「悩みや不安を感じている」(複数回答)』である。
なお、「老後の生活設計」への不安は、40代62%、50代72%、60代61%と年齢とともに平安を見出せず、不安増大していくのが今の国ニッポンの特徴である。全世代通じて約55%である。
★ちなみに、20年前のニッポン、平成元年1989年は、バブル経済最後の年、全世代平均通じて、日常生活の不安は、「老後の生活設計」を挙げる人は約37%であった。断トツは「自分の健康」42%、「家族の健康」39%であった。
★若者ライフプラン研修で気づいたことがある。
若者たち、「今後の収入」、「現在の収入」、「老後の生活設計」を日常的に心よぎる不安と思っているが、意外にも、若者の多くは、自分の「報酬」をよく把握していないのではないかという現場に遭遇する。
★「今の年収、おおよそでいいから手取り額を書き出してください」と言って、すらすらと書きだせる人、企業の大中、年収の多寡に関係なく、ほぼ2割程度である。
「給与明細書」を必ず毎月点検している人、社内イントラの給与通知メールをダウンロードしている人、銀行口座で記帳している人、どのくらいいるのか?
ほとんどが、「このオッサン、変なことをいきなり言っているが、話としてはどうもマトモなことだと」と納得した顔をしている。
なかには、入社以来、給与明細書をみたことも、銀行で通帳記帳もしたこともないという「ツワモノ」がいた。これでは、成果給や実績給で給与や賞与にアクセントをつけても、なんの「インセンティブ」にもなっていない。
まず、若者ライフプランの初めの一歩は「自分の稼ぎ」を再確認してもらうことからはじめなくてはならない。
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