★心配で夜も眠れない、という漫才ネタがあった。ニッポン国の財政、まともな感性でジックリみればみるほど不眠症になってしまう。歳入は税収44兆2673億円。歳出は84兆6973億円。その差額▲40兆4300億円は実質的な赤字決算。2008年度の一般会計決算である。いささか滅入るが、この国の財政をおさらいしておきたい。
★2008年度(H20)一般会計の実質赤字▲40兆4300億円は、「公債金収入」という赤字国債33兆1679億円と税外8兆3438億円(この出所は現段階は不明)で補てんとなっている。歳入の約37%が借金での調達である。
★歳入総額の内訳は、89兆2082億円
1)税収44兆2673億円
・所得税(個人)14兆9850億円
・法人税 10兆106億円
・消費税 9兆9688億円
2)国債収入33兆1679億円
3)税外収入 8兆3438億円
4)前年度剰余金(前年度繰越)2兆109億円
5)決算調整金7181億円
★歳出総額84兆6973億円の内訳は、
1)社会保障費22兆5617億円
2)文教費5兆4870億円
3)防衛費4兆8032億円
4)公共事業費6兆9209億円
5)地方交付税ならびに交付金15兆6792億円
6)その他10兆787億円
7)国債費19兆1664億円
★歳出の約23%が国債費という科目で19兆1664億円が支出されている。歳入の4割近い借金、増えれば増えるほど、当然にその利払い、元本償還が増えていくから、歳出に占める国債費はドンドンふえていくというのが、ニッポン国の借金財政、悪魔の連鎖である。
★家計も国家の財政の基本は同じである。今、あなたの親戚に次のような一家があったら、あなたは金を貸してやるか、手をさしのべるか、縁を切るか、考えてみてほしい。眠れない夜、こんな寓話を考えてみた。
★年収440万円の一家、840万円の支出。不足する400万円は、借金と家財売却でやり繰り算段の家計である。もう、何十年と繰り返す火の玉、火だるま、自転車漕ぎである。借金はすでにトータル1億6000万円である。
それでも子供たちには学費の心配はさせたくない。
できたら漫画専用ルームをつくってやりたい(これは今度来た小鳩伯父さんが馬鹿はやめろというので中止)。
田舎の群馬県の山中にプールもつくってやりたい(これも今度来た小鳩伯父さんの手代が無駄だから止めろという)。
妻の実家に里帰りするためにレクサスかプリウスを買うか、新幹線を引いてやるか、高速道料金をだしてやるか、できたら全部やってやりたい。
親戚の飛行機会社が倒産しそうだから金をだしてやりたい。
妻の故郷、自分の故郷、親戚の故郷に飛行場をつくってやた、まだやりたい。
失業中の伯父さんや姪や甥を援助してやりたい。
お爺さんやお婆さんの年金も医者代もだしてやりたい。
友人の米国人がガードマンをやってくれているので、思いやりのチップを増額してやりたい。ガードマンの社宅も増改築してやりたい。
★この一家、借金は村一番のくせして、やることなすこと人が良いのか、おバカさんなのか、どこか王侯貴族の風情である。
★昨晩、この一家の親父が来て、来春まで500万円を貸して欲しいと言ってきた。聞けば、これまで誰も文句言わずに金を貸してくれた、という。しかし、こうまでこの一家の大盤振る舞い、バブルの気前の良さ、お大尽ぶり、どこか他に打ち出の小槌があるのではないかと疑いたくなる。
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