★家庭のやり繰りも国家の財政も基本は同じである。400万円(税収約40兆円)の年収の家庭で年間920万円(概算予算92兆円。10月18日、仙谷由人行政刷新相は概算要求95兆円を92兆円に削減と言明したところで空前絶後の大乱費)の生活支出を繰り返す親父がいたとする。足りないお金は借金で事足れりと、作りにつくった借金は8000万円(国と地方の借金800兆円―本当は年金債務約800兆円※強あるから1600兆円の国家規模の債務)にいたる。桁は違うが構造は同じ。
★官僚とゼネコン安泰機構を完成した土建屋宰相田中角栄によってバラマキの仕組みが築かれた自由利権党(正式には自由民主党だが、やはりこの政党は自由に利権をわけあってきた政党だったのだ)の借金政治は、90年代のバブル経済崩壊を経る。
中途半端な行財政改革で役人天国をけん引した橋龍首相、戦後の借金王を自称した小渕首相、自由利権党のドンの椅子を奪取した森オソマツ首相、口先改革好きの小泉純ちゃん首相、自律神経失調気味だった皇国史観の安倍ちゃん首相、プライド一流能力三流の福田首相、自由利権党最悪セメント屋麻生首相を経て、この7人のダメ親爺首相の成果がニッポンの借金1600兆円であった。
★余談であるが、故黒沢明監督には「七人の馬鹿侍」を撮っていただきたかった。脚本家・橋本忍さんは健在のようだから、ここは最後の仕事と是非にお願いしたい。監督はもちろん山田洋次さんである。
★さて、ここで政権交代、歴代最強持丸長者の鳩山お坊ちゃま首相が登場したわけだ。
「私はコンダクター(指揮者)的な役割。みんなが一番いい音色を出せるよう努力する。・・・・一番大事なことはハーモニーが奏でられることだ」と、鳩山お坊ちゃま首相、10月19日、ぶら下がり記者におっしゃったようだ。
どうも危機の構造がわかっていない。この危機感の欠如は度し難い。
自ら泥にまみれて、国家の財政健全化に突き進む気概が乏しいようだ。
★国家は税収の40年分の債務、債務超過を通り越してすでに多重債務者、禁治産者である。たしかに、この借金、今の親父の親父、さらに曾爺さんの代からの山積とはいえ、こんな借金地獄の家計に何の痛痒もなくノホホンと恋女房と手をつないでいていいのだろか。仲間たちとハモってばかりでいいのだろうか?
子供たちはこの親父を何と呼ぶか?
「一般的」にはバカ親父かつダメ親父と呼ぶ。
★鳩山お坊ちゃま首相、ノホホンと表面を装いながら、どこかで負の連鎖を断ち切るお坊ちゃま特有の我まま勇気を振るえるのか?
「僕は指揮者だ!みんなのだす良い音色を聞きたい」と言った途端に、ご本人すでに泥にまみれることを避けたと判断したい。
この国は、どこまで堕ちていくのか?
そんな深い危機が増大していく雲行きである。
★国家もダメ親父ばかりと思っていたら、首都東京にも、今また、自称小説家知事、石原キム・ジョンイル老将軍知事(この称号はブログの世界で通称だそうだ。なかなか的確なニックネームだ)、親馬鹿ダメ親父がいた。
四人の男の子、ひとりは自由利権党の幹部に、ひとりは落選議員に、ひとりは絵描きに、ひとりはお天気予報俳優に、立派に育てた親馬鹿の大御所でもある。この老知事、公職にあっては晩節を汚す自らの恥も知らずに意気揚々と散在している。
メガバンクをいじめたいばかりに石原銀行(正式には「新銀行東京」と呼ぶそうだ)を創立。400億円もの都税投入でなんとか息つないでいる有様。
民衆が好きなものは「大砲とサーカス」と、徹頭徹尾、愚民政策論者の石原キム・ジョンイル将軍知事は、オリンピック招致に失敗、100億円の散財。
まだ懲りずに、10月19日、群馬県長野原は八ツ場ダム建設予定地を視察。「異常気象のもたらす災害は頻発している。利水、治水含めてダムを造っていくことは絶対に必要だ」と、なにひとつ明察富んだこともできないのに迷察に満ちた発言。
某大手企業のトップから聞いた話をひとつ。
「この知事、自分の本業は小説家だからと週に数日の公務が当たり前になっていると都庁の幹部が嘆いていた」とのことである。なぜ、マスメディアはこの知事の実情を追わないのだろうか?
★連綿と続くダメ親父列伝の余りの馬鹿馬鹿しさである。この程度のダメ親爺政治家しか生み出せないこの国の政治の現状を考えると憂鬱になるばかりである。
だがしかし、ここは、気合いを入れて、足元の自分の生活を固め、孫子の行く末を真剣に案じたいと痛感する秋の夜長である。
※年金債務は2000年3月末時点では過去勤務債務分約720兆円。将来分の債務1430兆円で年金債務としては合計約2150兆円。ここから、年金積立金約170兆円、将来分の保険料現価が1170兆円、この合計1340兆円と年金債務合計2150兆円の差額は約810兆円。
この債務は国庫負担、将来の保険料引き上げでバランスするから、積立不足ではない!という変な人もいる。しかし、債務の把握としては、今後の税金投入や保険料引き上げをみこまずにナマの債務額を常に把握しておくのが正しい会計である。
親爺たちが作った借金、今後の子供たちの仕送り、その引き上げをみこんでチャラにする親爺たちがいたら、子供らはこの親爺をなんというか?現在の年金財政運営はこの親爺たちの発想と変わらない。
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