★8月28日公表の厚労省の「労働力調査」「一般職業紹介状況」をみての驚きは、ニッポンの全産業で「雇用吸引力」が急速に衰えていることである。
★厚労省の「労働力調査」のデータでは、昨年の7月と比較して全産業(非農林業)で85万人(-1.6%)の減少で5388万人である。
常勤雇用者は4665万人、55万人(-1.2%)の減少。
臨時雇は627万人、28万人(-4.3%)の減少。
日雇は96万人、2万人(-2.0%)の減少。
常勤雇用者の減少数がきわだっている。
自然減の定年退職者が対前年同月比で18万人増という数値からみても、常勤雇用者の職場喪失者37万人強と推定できる。すでに、人員削減の波は正規社員に厳しくふきつのっている。
★「一般職業紹介状況」(厚労省8月28日)に09年7月の新規求人の08年7月との比較がある。全産業で▲23.4%、各産業別の雇用意欲、新規求人の前年同月比をまとめておこう。
・製造業▲46.3%
・情報通信業▲46.2%
・卸売業、小売業▲28.6%
・サービス業▲26.5%
・運輸業、郵便業▲26.1%
・学術研究、専門・技術サービス業▲24.0%
・宿泊業、飲食サービス業▲22.7%
・建設業▲20.5%
・生活関連サービス業、娯楽業▲16.6%
・教育、学習支援業▲10.4%
・医療、福祉▲6.2%
★ニッポンの経営者の多くは、今は人を雇うことにきわめて臆病になっているようだ。中堅企業の何人かの経営者に聞いても「しばらく増員は凍結。現状は人員余剰感が強い」と異口同音に言う。「派遣、請負などの臨時的な雇用が社会的に非難の的になっている日本では怖くて人が雇えない」。
「雇用吸引力」、企業経営のマインドは冷え切ってきた。
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