★やはりヘッジファンドであった。リーマンショック後は鳴りを潜めていた人食いザメ、投機シャークが帰ってきた。
東京証券市場の8月24日、日経平均株価は前週末比342円85銭高、1万0581円05銭。大幅反騰の主は「クレディ・スイス証券とニューエッジ・ジャパン証券の欧州系2社の先物取引」と報じたのは日経新聞8月25日号であった。久しぶりにシャープな調査記事だ。
★日経新聞8月25日号は、投機シャークたちの尻尾を素描している。
「日経平均が大幅反発した24日は、2社合計で1万1525枚の買い越し」
「1万3271枚の売り越しとなった前週末は日経平均が145円安となった」
「2社の売り買いと日経平均の騰落が連動するケースが多い」と解析している。
★クレディ・スイス証券とニューエッジ・ジャパン証券の欧州系2社を通じて先物市場で活発に売買をしているのは、「CTA(商品投資顧問)とよばれるヘッジファンドの一種」。
同紙の注記によると、「商品のほか株式や債券など様々な先物を組み合わせて短期売買を繰り返す」ヘッジファンドである。「過去の値動きを分析して機械的に持ち高を傾けるのが特徴」な売買を繰り返す投機シャークたちである。
★「CTAは成長期待の高いアジア株をまず買ったうえで、『資産配分がいびつにならないように、残りの資金を日本株にも配分』(大和総研・土屋貴裕氏)、と同紙にあるが、にわかには信じがたい。この投機シャークたち、そんなに悠長な運用をする種族ではない。
★「東京市場では外国人の『一手買い』」「外国人は4月以降、日本株を2兆3千億円買い越しているのに対して、個人や投資信託、年金など国内勢は売り越し」
★「相場を主導する外国人はCTAに代表される短期筋が中心」
★東京証券市場、彼らには美味しい血が匂うのであろう。
同紙に「専門家はこう見る」で2人のストラテジストの「意見」を紹介している。このなかでメリルリンチ日本証券の菊地正俊氏の談話が面白い。
「日経平均株価も年末までに9000円まで下がると予想される」と断言。メリルの世界のファンドマネジャー調査でも「景気敏感株としての日本株の評価は高まらなかった」と吐露している。
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