★経営再建中の大手旅行会社、近畿日本ツーリストは確定給付企業年金のリストラを表明した。日経新聞8月12日号が報じるところでは、「年金減額は現役社員(約2300人)とOB(約1300人)の双方が対象」。2010年の夏を目途に、年金の給付利率を現行の2.6%から約1%に引き下げ、現役社員は20%減額、OBは10%減額に持っていく計画。これによって、「2010年12月期に10億円、11年12月期以降は年20億円の費用削減効果」を予定している。
★過日お会いした某企業年金基金の常務理事氏のセリフが印象的であった。ご本人、「自分が誰かわからないようであればOK」とのことであった。その了解範囲で書く。
「最近の経営は会社業績回復、即年金減額を持ち出す。5年前、厚生年金基金代行返上時にすべてを確定拠出年金に移行すればよかったものを、その時は金がないの、従業員にすべてリスクを負わせられないのともっともらしいことを言っていた」
「代行返上で年金基金は会社に大きな貢献をしたはず。喉元過ぎれば何とかですよ。会社の人事部は自分で実施するつもりはなく、年金基金にやらせるつもり」
「人事部の良く言えば子会社、悪く言えば派遣先みたいな年金基金、現役もさることながらOBまでの年金減額署名活動、そんな強靭な情熱をもったスタッフは残念ながら、私のまわりには皆無ですね」
★年金減額、経営者笛吹けど、人事部も年金基金も、踊らず。その準備も実施運営もやれる人材、会社のどこにもいないなんてことが起こりつつあるのか?
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