★なぜか、女性と若者はFX、外国為替証拠金取引に興味をお持ちだ。マネープランセミナーで必ず「FXについて教えてください」という質問をしてくるのは、30代の女性、20代から30代の男性である。雰囲気的には独身者でシッカリ預貯金もやっている感じである。
★7月20日、札幌市北区の投資関連会社「オール・イン」という外国為替証拠金取引(FX)の仲介投資会社が、北海道警と宮城県警から金融商品取引法違反(無登録営業)と特定商取引法違反(不実告知)容疑で家宅捜査をうけた。
★「オール・イン」はかねてより出資金の返金をめぐるトラブで出資者から提訴されていた。時事通信のネット配信記事によれば、「全国約2万人の会員から100億円超の資金を集めた」というから、広く深く、一人当たり平均50万円前後を集めた「ボッタクリ投資運用商売」を考案したのであろう。そのツールが、「インターネットによるFX取引を自動で行うソフトを会員に月額18000円でレンタル」というから手がこんでいる。
★この手の「「ボッタクリ投資運用商売」に危うく騙されかけた筆者の知人曰く、「ともかく親切。我が家にソフトのインストールサービスに来てくれて、操作も教えてくれた」とのことであった。
★7月14日、大阪では、投資会社「アライド」の代表社員杉本淑枝(37)=住所不詳=、社長五十川毅(39)=同市中央区西心斎橋=両容疑者と社員4人が逮捕されている。金融商品取引法違反(無登録営業)で「20都府県の約280人から約20億6800万円を集め、約3億円が使途不明」(時事通信ネット記事)というから、これはもう限りなく詐欺容疑に近い。
★騙しの手口と騙される人々の「言い訳」をネット配信の記事からまとめ、「秘訣」のパターンをみておこう。
●「1口10万円で2~5%の配当がある」(投資会社「アライド」(大阪市中央区)の場合)
※定期預金の10倍から25倍のリターンを謳い文句にいう手口は幼稚だが、どうも騙される人はこれに弱いようだ。
●「『税率のよいシンガポールに拠点を移す』などと新規事業についてセミナーで説明し、出資金を集め続けていた」(投資会社「アライド」(大阪市中央区)の場合)。
●「1億円以上の運用益が支払われないままという同市の会社社長(42)は「オール・インからは、実際に資金運用しているのは外国の会社だと説明された」。
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※海外の運用拠点、タックスヘイブンのケイマン諸島、アジアでいえば香港、シンガポールなどをもちだしたら、まず、『危ない』と嗅覚をもつのが常識である。某大手年金基金でもケイマン島に本社がある某ヘッジファンドに騙されて巨額の年金資産が消えた話があった。また、某大手生保スーパーセールスマンからスイスのプライベート・バンクで「ハイリターン・ローリスク」運用ができると、かどわかされて数10億円の会社資金を預け、そのままドロンされた某企業の経営者もいた。日本人はともかく海外のどこかに黄金の羽根があると思っている節がある。
●札幌市の投資関連会社「オール・イン」を「提訴している出資者らが21日、大阪市内で記者会見し『怒りを感じる』などと話した」「原告の神戸市の会社員男性(54)は『返金されないことで体調を崩した高齢の出資者もおり、怒りを感じる。早く解決してほしい』と訴えた」
※騙すほうも懲りない人達なのである。騙される人たちも懲りない人達なのであろうか。体調を崩すぐらいの大切なお金であるなら、FX、外国為替証拠金取引などに手をだしてはいけないはずが、なぜか手を出してしまう。人間の業と慾は、リスク拒否度などでは計りえない不思議な動きをする。
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