★マネー資本主義 第3回「年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか」が放映されたのは6月14日の日曜日の夜9時だった。それ以来、なぜか、憂鬱な気持ちでこの1週間を過ごしている。
内容は、世界最大の公的年金基金とされるカルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)、世界最小?の日本の総合型と呼ばれる全国中央市場青果卸売厚生年金基金、それぞれの運用担当者が、ヘッジファンドに手を染め、大損を食らう話である。
★米カリフォルニア州職員退職年金基金の年金受給者達が優雅に老後を楽しむ姿が出てきたりする。また、日本の総合型厚生年金基金の常務理事とおぼしきお爺さんが、 ヘッジファンドの評価を専門にする運用コンサルタント会社を訪ねて、もの悲しい質問をしている姿も映し出されていた。
★もの悲しいというより切なくなるのは、この厚生年金基金の常務理事とおぼしきお爺さんのこんな質問である。
★「ヘッジファンドがなにをもって運用しているのか、厚生年金基金では調べようがないのでしょうか?」
★ここからは、推測で書く。もし、頓珍漢な話しであったならご容赦ください。
恐らくは、元々がどこかの社会保険事務所の職員だった人なのだろうか。
どうみても資産運用のプロ、金融のプロらしき狡賢そうな目をしていない。
余生を総合型厚生年金基金の事務方の責任者として65歳まで大過なく過ごすつもりで天下ってきたのだろうか。しかし、決して、社保庁悪代官のイメージはない。
無垢で生真面目な行政マンの姿を想像できる。
黒澤明監督の「生きる」の主役、志村喬さん風の人だった。
★しかし、この「厚生年金基金では調べようがないのでしょうか?」という質問は大変よくない。運用責任者としては失格である。簡単なことだ。「資産運用、わからない、理解できないものには手をだすな」である。
これは、他人様、しかも不特定多数の人のお金を預かり、運用判断、運用執行を任された企業年金担当者なら誰でも知っているはずだ。自分で説明できない運用商品に手をだす企業年金担当者がいたとしたら、これは受託者責任を問われることになる、はずである。
★筆者の友人の一人は、東京は大井の「やっちゃ場」で働いている。恐らくは、全国中央市場青果卸売厚生年金基金の加入員なのであろうか。年金とか資産運用にはまるで興味がない。君の年金基金、「ヘッジファンドで資産運用、大損しているみたいだよ」なんて言ったら、どんな顔をするであろうか?
★さて、マネー資本主義 第3回「年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか」は再放送される。ご興味ある方、必見である。
2009年6月17日(水)午前0時45分~1時34分 (16日深夜) 総合
2009年7月18日(土)午前2時16分~3時05分 (17日深夜) 総合
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適格年金のやめ方