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「骨太方針09年」、骨粗鬆症化するニッポン

★麻生首相、世論調査支持率が急落している。日経25%、朝日19%、6月16日報道された麻生内閣支持率である。朝日世論調査では不支持65%となった。
定額給付金を首相ももらうのもらわないので大騒ぎした麻生さん、本当にやりたかったのは国立マンガ喫茶建設だったのか。これまた国民的顰蹙をかっている。
6月12日には盟友のハトポッポ大臣、鳩山総務相が辞任。日本郵政の西川善文社長の更迭要求を呑む、呑まないの喧嘩別れであった。この喧嘩、全く争点の本質がわからないつまらないものだ。
まるでニッポン国の政治状況の退嬰化、幼児化は眼を覆いたくなるほどの惨状である。この首相も鳩山前総務相も百年に一度の大不況という割には、危機感を決定的に欠如している。

★たまたま知人から聞いた話である。政府機関や官庁外郭団体、その幹部クラスの海外出張の航空機座席、今でもファースト・クラスだそうだ。米国ニューヨーク往復だと正価で200万円近いはずである。しかも、マイレージは個人のものとしてしまう。貯まる一方とのことである。ファーストクラスで海外出張、マイレージ貯めて、夫婦ではビジネスクラス、ほとんどタダで世界一周、観光旅行ができるそうだ。
単なる噂なのか真実なのか?マスコミ稼業の諸兄よ、是非に特ダネ取材をお願いしたいところだ。
自らが稼いだお金でファーストクラスで出張しようが家族旅行しようが誰も文句はいわない。しかし、役人もしくは天下り官僚、貴重な人たちなのでしょうから、せめてビジネスクラスにしておくぐらいの倹しさがあってもいい。
こうした「特権」が未だ通用しているニッポン国の財政はどうなっているのか。

★政府の経済財政諮問会議、「骨太方針2009」の概要が公開されているが、この国の本当の債務がどこまで認識されているのか、はなはだ曖昧だ。
債務残高は、国家と地方自治体で816兆円。年金の将来債務に対する積立不足が約500兆円であるから、約1316兆円の借金が孫や子供に先送りされていることになる。

この額、国内総生産(GDP)に対して170%(政府の公表)どころか、250%強となる。ひと言でいえば、なんとサラ金地獄ノー天気国家である。節度もなく、節制も知らず、ひたすらバラマキに邁進し、ムダ使いを助長し、借金に借金を重ねるニッポン国である。

★「骨太方針2009」の骨子は、2011年度から消費税率を段階的に引上げる案である。2017年度に消費税12%にし、2018年度から国家の財政は黒字化するという。
そのための前提は、次ぎの2点。
1点は、小泉首相の「骨太2006」を踏まえて社会保障費の年2200億円の削減は2011年度まで続行。
2点は、2012年度以降も社会保障費以外の歳出抑制も持続するが、子育て支援と学生支援に重点配分とのことである。本当に国民はそうした施策を望んでいるのか。バラマキのツケ、ムダ使いのツケ、結局は、国民が払うことになる。

★6月15日公表の日経世論調査によれば、国民が次回の衆議院選挙で重視するのは、「年金・医療」が51%で最も高かったと報じている。
国民が望む「年金」、「医療」、その制度のカタチはどんなものなのか?
いずれの政党がその任を担ったとしても、真摯にそれを取り組む政治指導者が徹底して年金や医療を改革するとなると、あなたも私も後代の世代にオネダリできないことだけは覚悟しておきたい。

しかし、今のところ不退転の決意をもって改革にあたろうという「骨太」政治家はいない。このニッポン国は、骨太どころか、骨細り、骨粗鬆症になりつつある。
骨からカルシウムが溶け出し、満遍なくスカスカとなり、常に骨折の危機にある。
このままでは、「寝たきり国家」になってしまう。国民各層の憂国観は強い。

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2009年06月16日 06:49に投稿されたエントリーのページです。

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