★Yさんの確定拠出年金(DC)、その資産運用についての続編である。先週の金曜日の本ブログで「資産残高約1600万円~1500万円辺り」と書いたら、早速、ご本人から「現時点の資産残高は、1000万円前後だよ」とメールをいただいた。
★Yさんの確定拠出年金(DC)の資産配分は、当初、日本株25%、国内債券25%、外国株25%、外国債券25%。それが現在は日本株18%、国内債券40%、外国株18%、外国債券25%。それは、国内株式、外国株、外国債券の大きな落ち込むによる「歪み」の結果である。09年3月末の確定拠出年金(DC)の運用実績は、マイナス▲約28%強。推測ではあるがマイナス▲400万円強の評価損となっているはずである。
●Yさんの「資産運用心情」
★確定拠出年金の資産を含めた資産全体で、Yさんの場合、このマイナス▲400万円強の評価損を引きずっていかざるをえない。ここはYさんに、その対策を聞いてみなくてはならない。詳細公表はやや控えめにという条件で、本ブログでYさんの「資産運用心情」をまとめさていただく。
★「余りジタバタしてもしょうがないでしょう」「私の場合、資産のマイナスは確定拠出年金年金だけ。個人の金融資産は自社株は30%ぐらい落ちているが、これはわずかですし、会社が好きだから持っている株だから、将来も売るつもりもない」
★「個人の金融資産の定期預金、年金保険は徐々に増えていればいい」
問題は、確定拠出年金の評価損をどうするかにある、とYさんは思っているが・・・・
●Yさんの「状況認識」と「対応」
★「当初の確定拠出年金の資産配分からして、リスクの3倍ぐらいが最悪期の損失なのかなぁ、と漠然と考えていた」「しかし、現状は4倍の損。これは100年に一度の暴落とするなら、もうこれ以上の損はないといった水準と考えるしかない」
★「資産全体では、マイナス▲10%前後だから数値的には、当初想定したリスクの10倍強の損失となる」「しかし、現状の損失額は、このまま回復しないとなると新車1台分と予定していた家のリフォーム代をあわせたお金。まあ定年後は車の買い替えや家のリフォームを控える以外にない」
★「60歳から継続雇用できれば、年300万円ぐらいにはなる」「65歳まで働いて、確定拠出年金の損失が取り戻せないなら、これはもう69歳までもち続け、将来、孫に贈与でもしますよ」
今を「底」と考える、このまま「底」が続けば、大型出費を控え、さらに働いて収入を確保する。これがYさんの当面の状況認識と対策である。
●せめて65歳まで個人型確定拠出年金に加入をみとめるべき
「ところで、確定拠出年金は60歳すぎても加入できないというが、おかしくありませんか」「国の年金は、65歳になって満額の年金。それまで60歳までの年収の半分以下で継続雇用」「自己責任の確定拠出年金の資産運用といっても、市場の暴落まで自己責任はないでしょう」「補填してくれとまで言わないが、制度的に損失を取り返す方法をどうして政府は考えないのかね」
●個人のお金、資産全体でリスク管理を!
★58歳のYさん、定年まで残すところ後2年となった。日経平均株価がようやく1万円台を回復した09年6月12日。Yさんの損失、さらには300万人確定拠出年金の加入者の損失はどこまで回復できるか?
★Yさんは、安全ベルトであるリスクの見定めをシッカリできる人。決して運用暴走もギャンブル的投資もしない。Yさんが確定拠出年金での損失だけに限定できたのは、資産全体で「リスク管理」をする手法を学んだことにありはずである。
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