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ゼネラル・モーターズ(GM)、年金積立不足124億ドル?

★推測でものを言ってはしばし不正確になる。昨日、4日の本ブログでゼネラル・モーターズ(GM)の年金債務の積立不足は、「恐らくは、積立不足額も2倍強に膨らんでいるはずである。その推定額は単純に計算しても約500億ドル規模以上になるのではないだろうか?」と記述した。これはいささか、大げさ過ぎた勘ぐりだった。09年6月4日現在の情報として修正します。

★ゼネラル・モーターズ(GM)のウエッブサイトに「Retirees」という文書がある。「退職者の皆様」へのお知らせである。それによると、GMの確定給付企業年金には、時給労働者の年金制度(HRP)、月俸者の年金制度(SRP)、2つの制度がある。その年金資産の積立状況についての簡単な記述があった。

HRPは84%まで積み立られているが、109億ドルの積立不足。SRPは95%まで積み立てられているが、15億ドルの積立不足。両制度あわせて124億ドル、日本円(為替レート@100円)にして1兆2400億円の年金積立不足ということになる。この金額は、日本で最大の企業年金基金、パナソニックや日立製作所の年金資産額に相当する金額であるから、いかにゼネラル・モーターズ(GM)の年金基金が巨大だったかがわかる。

★この文書を書いている頃、本ブログの読者からメールをいただいた。「今日の記事にGMの年金について記事がありましたが、昨年まではフルファンディングだったようです。別添の記事をご参照ください」と親切なアドバイスであった。いただいた、資料を読むと、次ぎのような箇所があったので一部引用。

「The fund’s assets were worth $104 billion at the end of 2007, more than enough to cover its obligations of $85 billion. Since then, the assets have declined and the obligations have grown, each by undisclosed amounts. The company says it does not plan to add any money to the fund for the next three or four years」
G.M.’s Pension Fund Stays Afloat, Against the Odds By MARY WILLIAMS WALSH
November 25, 2008 New York Times

★2007年12月末、年金資産は1040億ドル(約10兆400億円)、年金債務は850億ドル(約8兆5000億円)。まだ約190億ドルのオーヴァ・ファンディングだった。そして、これから3-4年は新たな掛金拠出の計画はないと、GM本社は踏んでいたようだ。
それから1年足らずで、約124億ドルの積立不足。
年金制度の恐さは、経営のブレ、市場のブレで、一転、船底一枚地獄となる。なんとも脆いものだということを教えてくれる。
さて、この積立不足は、今後、いかに処理されるのか?
ゼネラル・モーターズ(GM)の現社員、退職者も今や年金喪失への不安の最中にある。

★資料をお送りいただいた河村氏に感謝します。いつもありがとうございます。

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2009年06月05日 06:50に投稿されたエントリーのページです。

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