★5月大型連休明けの7日早朝のJR東日本横須賀線の車両故障。出社が10時半と、大遅刻の朝であった。東京株式市場は、なぜか元気回復。日経平均株価の終値、5月1日のより408.33円高、9385.70円と09年では最高値となった。TOPIXは39.08ポイント上がり、885.93ポイント。それぞれ4%強の値上がりである。約6ヵ月ぶりの高値であったわけだから、プロ野球の横浜ベイスターズが、突如、首位に浮上したような錯覚にとらわれた。思わず「なぜだ?」となる。
★09年5月7日、メディア情報に共通している「なぜだ?」はおおむね次ぎの2点であった。
(1)この5月の大型連休中、日米欧の景気は底打ちとなったのか、なって欲しい期待が高まった。
(2)米国大手金融機関の米国財務省による特別検査が、思ったほど悪くなさそうだ。それほど深刻ではないみたいだ、と言う観測と期待が広がった。
★09年5月8日、幾つかのメディア情報から前日の「なぜだ?」を検証する「素材」を挙げてみよう。
(1)「米連邦準備理事会(FRB)は7日、大手金融機関19社の健全性を調べる資産査定(ストレステスト)の結果を公表した。景気が悪化した場合、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなど10社が2010年末に資本不足に陥る恐れがあり、不足額は計746億ドル(7兆4000億円)に上るとしている」「ほかに資本不足の恐れがあると指摘されたのは、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレー、GMAC、フィフス・サード、キーコープ、PNCファイナンシャル、リージョンズ、サントラスト」(日経NET09年5月8日号)
(2)日立製作所は09年3月期、連結純損失が7880億円の見通しを公表。「米国の個人消費が元に戻らないので、期待できるのは年末から来年度にかけてだろう」(三好崇司副社長・朝日新聞5月8日号)
(3)欧州中央銀行(ECB)は、5月7日、現在年1.25%の政策金利を0.25%引下げ、1%に引下げを決定。
(4)米国自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、09年1月~3月期、売上高224億3100万ドル(約2兆2200億円)で前年同期比47%減、純損失が59億7500万ドル(約5900億円)で7四半期連続の大赤字(朝日新聞5月8日号より)
(5)トヨタ自動車、日本国内にある系列販社290社、5千店舗の統廃合を09年6月から本格化。国内販売の低迷の打開となるか、はたまた縮小均衡となるかは未だ見えず。
(6)三越池袋店、51年の歴史に幕となり閉店。すでに総合デパートに時代は終わった。
最後に、朝日新聞5月8日号の載っていた大和證券SMBCの末沢氏の談話を引用。市場の需給関係、その市場参加者の気分をよく伝えている。
「3月の決算対策で保有株の空売りをしていた企業の買い戻しも入っている」
「急激な株価下落を心配していた段階から回復の強さを見極める段階に入りつつある」
ただし、この発言は、あくまでも市場の気分と雰囲気でしかない。経済の底打ちをどう見極めるか?ここは、ひとり一人のエコノミック・アイが試されている。
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