★09年3月31日、日経平均株価は8109円で終わった。08年4月からこの1年で35%の下落率。日経新聞4月1日号では、格付投資情報センター(R&I)の約140の企業年金の3月30日時点の運用利回りを掲載している。
★08年度(09年3月末)の運用利回りはマイナス17.4%。「1991年度以降、運用利回りの最低は2002年度のマイナス12.2%」(同紙)であったわけだから、企業年金制度発足以来、最悪のマイナス運用2009年3月末となった。
★同日のNHKのニュースでは、このマイナス運用が企業の掛金増、または年金給付水準の引き下げとなって影響する、といったようなコメントがあった。
★厚労省は、08年6月、8月にそれぞれ「臨時措置」として2013年(H25)3月末まで「掛金変更」の凍結、債務計上の先送りの指導指針を発令している。
したがって、ただちに、掛金引上げや給付減額がやってくるわけではないであろう。
この不況を抜け、社員の大量退職を経た数年後、企業年金は運用利回りで稼ぐより前に、掛金を大幅に上回る給付費の増大に直面する。
すでに毎年の年金給付費が不足する追加的掛金拠出が始まっている企業年金もある。
制度の危機は今後、きわどいところまで追い込まれるのは必至である。
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