★もう誰もが株式投資ばかりか資産運用から離れたくとも離れられない心境のようだ。蜜壷に突っ込んだ手を引っ込めれば、折角、握り締めた黄金を手放す恐怖に金縛りにあっているのか。手仕舞いするには、すでにその損失は余りにも大きすぎる。打たれても打たれても、リングで戦うパンチドランカーのボクサー蛸八郎さんを髣髴とさせる個人投資家がいることが気がかりである。
★退職金100%を内外の投資信託に突っ込んだ人は、すでにその資産の半分まで失っている。
不足する老後の年金を株式投資で補うというプランは、手痛い躓きにあった。06年夏のプラスはアットいう間に泡と消えたが、マイナス30%とかマイナス40%は、そんなに直ぐには元にもどることはない。89年末の日経平均株価3万9000円台が過去のバブルの戯言であったにしても、過去20年の株式市場ではその価格ははるか昔の砂に埋もれた話となっている。
株式運用を1980年台、30代半ばあたりから始めた多くの団塊世代、定年後もリスク運用、ほとんどパンチドランカーである。
★欲と絶望のシーソゲームは、さらにその乱高下、きわどく下落速度を増している。日経平均株価の09年2月24日は、08年10月27日、バブル経済崩壊後の安値(7126円)を下回るところまで落ちていった惨憺たる火曜日であった。
★今は、一度、リングを降りて、リングで仰向けにノックダウンするのは誰か?時には観客になって、市場の掟、政府のドタバタ、そのドラマの観客になってみることも必要である。
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