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年金記録問題、野村教授の正論

★09年2月ではや2年になるという。5千万件の宙に浮いた年金記録問題が発覚してから、「巨額な税金が投入されているが、見合った効果が出ていない」という。「もう収拾がつかない。・・・とんでもなく記録が傷んでいる」と、元厚労省改ざん問題調査委員長の中央大学法科大学院教授・野村修也氏が述べている。
朝日新聞2月4日号は、野村教授の率直な意見をよく聞き、引きだしている。総務省の年金記録問題検証委員会、厚労省の特別チーム室長、記録改ざん問題調査委員会委員長でもあった野村教授、年金記録問題の真実を述べている。その中から、「歴史的」な見解をまとめておこう。

★元厚労省改ざん問題調査委員長の中央大学法科大学院教授・野村修也氏の朝日新聞2月4日号の見解。

1.深刻なのは、「偽装脱退させる『遡及全喪』という改ざん」6万9千件、「調査をすれば、その何倍出てくるかわからないが、全く解明されていない」

2.「『一生懸命やっています』というスタンスをとり続けて、国民を欺いているようにしか見えない」

3.「改ざん問題はオンライ化後に頻発しているので、紙台帳との照らし合わせはそもそも不可能」
「データ入力後に生じた変更はコンピューター上だけで行われ、紙台帳(聞き違いがあっても)は書き換えられていない」
したがって、「2千億円をかけて紙台帳とコンピューター上のデータを照らし合わせるが、ほとんど無駄な作業」

4.解決策は「申請者を信じてどんどん払っていく方法しかない」「被害者に個別に証明を求めるのは無理だ」不正申請があったとしても、「後で不正受給が発覚したら厳罰を科せばいい。多少大盤振る舞いせざるを得ない」

5.「厚生労働省と社会保険庁の幹部が責任を取りたがらない。現状を認めて謝罪することが先決なのに、やっているのは現場の職員の処分だけだ」

6.「昨年、私は福田首相(当時)周辺に」「謝罪会見」で「データ操作だけでは記録の回復が困難だと素直に認め」るように進言すれども、前向きだった福田首相は厚労省官僚にひっくり返されたそうだ。
福田さんも舛添さんも腰抜けだったようだ。

7.民主党は年金記録問題解決に有効な方法論をもっているのか?
「政治にとってプラスになるという感覚であって、真剣に救済について一緒に議論しようという感じではない」

★国民は政治家に「年金記録問題」、「年金制度」解決を委託しているわけだが、政治家にそれを求めても、虚しく絶望的なことであるというのが、筆者の体験的実感である。
しかし、年金問題は鋭く個人の問題である。それ故に、個人が「年金武装」する方が、解決は早いというのも真実である。
野村教授曰く、「申請者を信じてどんどん払っていく方法しかない」というように、ともかく、社会保険事務所に行き、自分の記録を正しく訂正してもらう。
自分に記録証拠がなくとも記憶があれば、どんどん申請することが正しい。自分の年金は自分で守るほかに術がないのが日本の現実である。

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2009年02月04日 06:49に投稿されたエントリーのページです。

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