★なぜ、ねんきん特別便の回答が半分にしか満たないのか?社会保険庁は、08年10月末時点の年金特別便の回答状況を発表している。約5000万件の宙に浮いた年金記録から記録漏れが濃厚な1030万人、「名寄せ便」の回答は31%の316万人。その他の受給者と現役加入者、9843万人に送付した「全員便」の回答は47%の4665万件である。ねんきん特別便全体では、未回答は46%に達するという。さらに、278万人が転居先不明で未だ宙に浮いている。「ねんきん特別便」による記録確認の施策は、ほぼ、成功率50%というのが現状のようだ。
★日経新聞1月15日号によると、社会保険庁は「特別便の未回答者も『訂正の必要がないから回答しない人が少なくない』といった見解にあるようだ。しかし、現状は「ねんきん特別便」そのものが、個人にとって、どこに自分の記録漏れがあるのか、ないのかは全くわからないのが実際である。
★企業のライフプラン研修で、自分のものと妻や親の「ねんきん特別便」を持参する人が時折いる。ケースとして多いのは、転職や就職の年月日と資格取得年月日が「どうも違うようだ」「しかし、今にいたっては、それを実証しようもない」「どうしたら実証できるのか」といった場合である。すでに以前勤めていた会社はない場合は、自分で調べ上げるというわけにはなかなかいかない。そこで「年金記録確認第三者委員会」に審査を申請することになる。ところが、この第三者委員会の審査作業が全くはかどっていない。
★09年1月8日時点で「第三者委の受付件数は8万3785件。このうち47%が未処理だ」。さらに「政府は第三者委の07年度の受け付け分を1年以内に処理する公約を掲げている」という。審査の結果、「記録の訂正を認めた件数は4割にとどまっている」(日経新聞1月15日号)。
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