★米国ミシガン州では中古住宅が500ドルで売っているという。この冬のクリスマス休暇で故郷に帰国していた米国人の友人の話である。米国自動車ビッグ3の本拠地、デトロイトがあるミシガン州は、今、アメリカ人が最も住みたくない州だから永遠に売れそうもない、と友人氏は言う。中産階級層が住むような住宅が、日本円にして5万円で投げ売りというのは、サブプライムローン破たんの結末はすでに米国では大底に近づいたとみるのか。住宅ローン返済延滞、返済ストップ、抵当権差し押さえまでいたるには、米国では通常1年近くかかるというから、今後、米国の住宅市場はさらに一段の総崩れをみせるのか。
★いずれにしても、米国の消費経済市場は、住宅市場総崩れから底打ち、徐徐の回復が見込めない限り、車どころか、ソニーのテレビも売れる状態になるわけがない、と言うのが我が米国友人氏の見通しであった。08年1月13日、そのソニーは今期1000億円の赤字転落、東芝は09年3月決算期の連結営業損益が2000億円超の赤字転落する見通しをそれぞれ発表。08年12月23日のトヨタ自動車の1500億円の赤字に次ぐ、大手企業の赤字転落ニュースであった。
★米国雇用統計が9日に発表され、08年12月の失業率は7.2%、約16年ぶりの高水準であった。非農業部門の雇用者数は、08年は年間ベースで258万9000人減、これは「1945年の第2次世界大戦終戦後の275万人減に次ぐ大幅な減少」(日経新聞08年1月10日号)であるという。
★なお、我が米国友人氏は新年をラスベガスに家族旅行したと言う。「そこはまるで不況どころか、それは大変なにぎわい」であったという。「世界中のエンターテナーが集い、毎晩、お祭り」というから米国の不況もさまざまであるようだ。それとも、米国版大不況、カジノで憂さ晴らしなのか、一攫千金を夢見てお祭りさわぎなのか。「ともかく、ベガスにいると、すべてがハッピー・ゴー・ラッキー、極楽トンボ気分になれる」とのことであった。
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