★278万人が年金記録で住所不明となっている。社会保険庁は、08年10月に「ねんきん特別便」約1億800万人分を全年金受給者、全加入者に発送した。しかし、そのうち278万人分が転居先不明などで本人に届かず、同庁に返送されてきた。
★社会保険庁では、「ねんきん特別便」約1億800万人分のうち、約5000万件の該当者不明の年金記録を名寄せ集計し、記録漏れが濃厚な1030万人には、07年12月から青い封筒の「名寄せ便」とし、08年4月以降から9843万人には緑の封筒の「全員便」を送った。
★転居先不明で社保庁に戻ってきた「ねんきん特別便」278万人分のうち、50万人分が記録漏れ濃紺な「名寄せ便」で、残りは現役加入者であるという。また、返送されてきた17万人が年金受給者であるというから、毎年の受給者の生存を確認する「現況確認」にも抵触するわけだから、この人達は年金受給権を失権する可能性がある。
★転居先不明の現役加入者278万人のうち261万人が現役加入者である。自営業者やフリーターが加入する国民年金1号被保険者の場合は、住所移転を市区町村に届け出ていないことになる。厚生年金加入者の場合は、勤務先の企業が社員の住所変更届けを社保庁にすることになっているから、恐らく、企業がその届け出を怠っていることになる。
★それにしても、この転居先不明でもどってきた278万件についてマスメディアの取り上げ方は淡泊である。あれほど宙に浮いた年金記録5000万件で大騒ぎした新聞すら中面の小さな記事であり、テレビのワイドショーにいたっては、その事実すら取り上げない。
みのもんたさん、「この278万件、あなた、ねんきん特別便きていなの?問題だよ。あなたの年金は住所不定になって宙に浮いたままだよ」とでも吠えてくれれば、少しは効果があると思うのだが・・・。
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