★師走12月、各地のライフプラン研修行脚が続いている。先週は日本版401k加入者、ほぼ40歳代半ばの人達の研修会が大阪であった。
2008年の総括をかねて、企業型日本版401k加入者、DC’sの資産運用スタンスの特徴を考えてみたい。世代、業種、企業規模、地域などに関係なく、次ぎの4タイプに類別できるというのが、筆者の実感である。あくまでも実感的推定で分別であるが、それぞれの資産運用スタンスのありのままを見てみたい。
★4タイプは、「無関心派」「慎重派」「希望派」「ギャンブル派」である。
まず、タイプ1は、「無関心派」。その数、その層、圧倒的に多く、50%~40%程度というのが実体ではないかというのが実感的推定である。年0.55%前後の銀行系DC定期預金3年と年0.8%のDC定期預金5年ものを提供しているような企業型の例でも、このタイプは、確定拠出年金専用の定期預金3年ものに預けたままで、その利息金利の違いにも関心を示そうとしない。
タイプ2は「慎重派」。おおむね、20%~30%程度と推定される。DC定期預金を中心に保険商品など元本確保型が80%から95%を占め、実績利回りは年1%前後といったところであろう。このタイプは、貯蓄がすべて、リスク運用は悪といった信念に近いものをもっている人が多く、どんな高邁な投資理論をもちだしてもだめである。ただし、この人達も個人の金融資産では、結構、自社株の残高がそこそこにあり、資産全体ではそれなりに分散されている場合がある。ただし、DC資産と個人の金融資産、どちらがリスク運用に適しているか?そこらあたりが考察のポイントでもある。
タイプ3は「希望派」。おおむね、20%~25%程度と推定される。DC定期預金、投資信託を各50%、保険、国内株・国内債券・外債・外株などの投信を各25%といったようにそれなりに分散配分を試みている。しかし、この「希望派」はマイナス5%からマイナス30%程度の「評価損」を抱えている。
タイプ4は「ギャンブル派」。おおむね、10%~5%程度と推定される。このタイプの特徴は、一極集中。国内株でもアクティブ投信、一本に集中投資する。したがって、2008年10月末時点でマイナス40%からマイナス50%は当然で、1000万円の運用金額でマイナス400万円強の「評価損」といった状態となっている。しかも、この「ギャンブル派」は、個人の金融資産の運用でも株式投資やFX、そして大豆や原油などの商品先物などに手をだしている人も多く、「もう、なにも見たくない」とややヤケ気味である。確定拠出年金継続教育でも、この「ギャンブル派」はにぎやかに質問するが、すべてが「一発勝負」という発想、これはもう何をか況やである。
さて、確定拠出年金、日本版401k、DC’sの資産運用の建て直し、その継続教育であるが、もっと、根源的に、かつ基本から取り組まないといけないというのが、08年師走の現状である。
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