★ソニーが全世界で16000人以上のリストラを発表した。12月の師走、到来する寒波のように企業の人員削減が公表される毎日である。本ブログでは、1997年~2004年の大リストラ時代を生き抜いてきた企業戦士達、その家族の「リストラ対策」を「冬に備える!」シリーズで紹介してきた。個人ができるリストラ対策、「冬に備える!」は7点あると提唱した。
1に健康、身体のシェイプアップ。
2番目は、家族の団結。
3番目は、家計の大胆なスリム化。
4番目は、ダブルインカム、夫婦で稼ぐ。
5番目は、労働市場のマーケッティング。
6番目は、見切り千両、辞めた会社ははいそれまでよ。
7番目は、堅実かつ賢者の資産運用。
これまで、「4番目のダブルインカム、夫婦で稼ぐ」まで展開してきた。「5番目の労働市場のマーケッティング」は、現下、もっとも難しい課題だ。
2008年の秋からジワジワと拡がりはじめたリストラは、1997年~2004年の大リストラ時代と、根本的に様相が異なる。なにか、ドン詰まりの大失業時代の雲行きである。
★1997年~2004年の大リストラ時代、まず、日本国内の大手金融機関からはじまり、家電、半導体産業、流通、ゼネコンと拡大した。しかし、その時代、金融業界は禿鷹ファンドといわれるような外資系金融機関の日本進出は旺盛な勢い、自動車産業やデジカメや薄型TVなどデジタル家電は世界市場への販路拡大が進行中であった。
同時に、中国市場の急成長が続き、ブリックス市場といわれる新興国市場も活況をていしはじめていた。現在の不況と根本的に違うのは、1997年~2004年の大リストラ時代には、まだ受け皿となる元気な市場があったのである。
破たんした山一証券、拓銀、長期信用銀行の社員のなかには、外資系金融機関や、国内製造業の大日本印刷、トヨタや日立、富士通、NECなどに再就職できたケースは結構あった。
実際に、長銀君や拓銀君、山一君をそうした会社に紹介し、皆なんとか再就職できたものだ。
当時の筆者は、名古屋、三河地域を企業年金コンサルで奔走していた。この地域の企業の経営者も「ここ刈谷、岡崎までなかなか人が来てくれない」と嘆いていたものだ。
★状況が一変。愛知県労働局は11月28日、10月の有効求人倍率(季節調整値)を見てみよう。
「前月より0.16ポイント悪化の1.38倍で、9月に首位タイだった群馬県の1.51倍を下回り、愛知県は04年2月以来4年8カ月続いた全国の都道府県トップの座から2位に転落した」(毎日新聞11月28日号より)。つい数か月前まで地元愛知の人がトヨタバブルとまで呼んでいた愛知・東海地方、その雇用環境も厳しさを増している。大企業や中堅企業、製造業やサービス業を問わず、中途採用熱は急速に冷え切ってきた。
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