★「我々は今、デフレスパイラルの危機に直面」とオバマ次期米国大統領、22日のラジオ放送で言明。反ブッシュ政権の論客でもあった2008年のノーベル経済学賞のポール・クルーグマン教授の幾つかの発言をまとめてみる。「経済が崖から転げ落ちていく感じ、1929年大恐慌と類似点が多いにある。不思議の国のアリスに迷い込んだ今は、見境ない財政出動以外に生きる道はない」となる。すでに、自動車産業の販売と生産の縮小は、食物連鎖のように、全産業、全世界、大失業時代に変貌させつつある。
そこで、オバマ次期米国大統領は2011年までに250万人の雇用創出をはかる経済再生計画を策定するという。具体的に、どんな産業復興計画がでてくるのか、注目していきたい。
このニッポンでは、棚ぼた首相の麻生さんは全く冴えない。この国の政治のトップの迷走ぶりを素描しておこう。
9月24日、福田首相の突発性辞任をうけて麻生内閣発足。
9月28日、中山成彬国交相、支離滅裂発言で辞任。
10月9日、日米欧の7カ国の財務大臣・中央銀行総裁会議で金融機関への公的資金注入を確認。同日夜、帝国ホテルバー「ゴールデンライオン」で松本官房副長官と一杯。毎夜の高級ホテルの飲食が問題になる。ここまでは、学習院出のお坊ちゃま首相のご愛敬。だが、同日、文芸春秋に寄稿した「冒頭解散」の決意を公表。ところが、経済危機を理由に冒頭解散を撤回したあたりから、可笑しくなる。
10月30日、所得税・住民税の定額減税を定額給付金の支給に心変わり。同時に事業規模27兆円の追加経済対策を決定。ところが、この定額給付金の配り方、政府内で意見乱立、迷走が始まる。
その後はさみだれ式に変節・混乱・迷言のオンパレード。日付を確認するのもばかばかしいので列記。
・定額給付金を全世帯一律から、金持ち排除、最後は市区町村の判断に丸投げ。
・3年後に消費税引き上げを表明。
・「医師には社会的常識が欠落した人が多い」発言。
・郵政民営化否定とも受け取れる発言。
・第二次補正予算案の今年度提出見送り、次年度の通常国会に先送り。緊急経済対策の切迫感の吐露は嘘だったことをこれまた露呈。
11月17日、小沢民主党代表とトップ会談。その後、「小沢さんの話は危ない。信用できない」と公党の党首なら言ってはいけない発言。腹ではそう思っても、政治家は上手い「芝居」を演じきらないといけないはず。その老練さからもほど遠い、初老の男の幼児性を露呈。
未曾有(みぞう)の経済危機、本当にこの自公民の連立政権、この政治リーダー達は真剣なのだろか?これから避けては通れない大不況対策、社会保障改革から税制改革、国民の生活基盤に深刻にかかわる問題をゆだねるには、なんとも危なっかしくてみていられない。
最近聞いた巷の笑い話。母親がコミック漫画ばかり読んでいる子供にむかって、「マンガ脳」の「麻生さんみたいになるよ!と、漢字の書き取りをやらせるようになったという。思わぬところで、麻生さん、役にたっている。
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