★株価急落は日本の個人の生活資産を根底から覆すところまできているのかというと、実は「それほどでもない」はずである。勿論、なかには大損超えて、もう外に出るのも怖いという人もいることも確かにいる。
ここでは、直近の日本の個人金融資産のトータルの配分状況をみておきたい。2007年の日本銀行「資金循環」調査(公表は08年9月)からまとめたものである。

資産合計は1483兆3155億円。
現金・預金は775兆1877億円で全体の52%、保険・年金保険は合計402兆4986億円で全体の27%、これら安全資産という元本確保型資産合計は全体の約80%、1177兆6863円である。
有価証券は、全体の17%で253兆4772億円。うち投資信託は63兆で4%、株式は76兆8328億円で5%。
平均株価は3万8915円をつけた89年末に対して、07年8月の17000円台は約43%まで下落縮小となったわけだから、よくぞまだ、リスク資産約140兆円、全体の10%ももっていること自体、我慢強いといえよう。
ポートフォリオそのものは、「超保守的」といえるものだが、グローバル経済市場の絶え間ない金融危機に対しては、この「超保守的」姿勢は「世界の宝物」である。
さて、上記の表を見て、何を思うかは人さまざまである。確かなことは、「貯蓄から投資へ」という政府のお題目もなんのその、日本の個人は、現金・預金の有難味をよく知っている。
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