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米欧政府の金融機関への公的資金注入

★米国政府は14日、大手金融機関9社に総額2500億ドル(約25兆円)資本注入を決定。シティーなど上位4行には各250億ドル(約2.5兆円)、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは各100億ドル(約1兆円)の優先株(議決権のないもの)を政府が引き受けるという。ブッシュ大統領は「政府の役割は限定的、一時的」と言明するが、これは一部国有化と同じ。今後、役員更迭から資産の洗い出し、負債の縮小を政府主導でどこまでやるのか?米欧の金融機関の改編は本格化するのであろう。しかし、この数日間に発表された米欧の公的資金の注入額は巨額である。朝日新聞10月15日号からまとめておこう。

・米国=2500億ドル(約25兆円):政府保証額の総枠7000億ドル(約70兆円)
・英国=500億ポンド(約8兆9千億円):政府保証額2500億ポンド(約45兆円)
・フランス=400億ユーロー(約5兆6千億円):政府保証額3200億ユーロー(約45兆円)
・ドイツ=800億ユーロー(約11兆円):政府保証額4000億ユーロー(約56兆円)
・スペイン:政府保証額1000億ユーロー(約14兆円)
・オランダ:政府保証額2000億ユーロー(約28兆円)

直接的な公的資金による資本注入額は、日本円にして50兆5千億円、これはほぼ日本国の1年間の税収額に相当。政府保証額は258兆円、これは日本国のGDPの半年分に相当。米欧金融システムの瑕疵の巨大さがあらわになった数字である。米欧政府の決意も不退転ともいえる。しかし、これで金融危機は封じられるのか、次に何が起こるのか、ひとびとの明日への不安は一層つのるばかりの公的資金注入でもある。

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2008年10月16日 08:14に投稿されたエントリーのページです。

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