★日本に進出している米国企業の「在日米国商工会議所」が、日本版確定拠出年金の「制度改善」を要望している。「年金情報」(08年8月4日号)が報じているので、その要点をまとめておく。
まず、日本の定年退職後の年金水準、「退職前の所得の60%」はすでに40年前の話であり、欧米先進国より低い点を指摘。所得代替率の目標は、「米国で75%~85%、英国で67%」。日本の公的年金(男子平均賃金38万円前後、40年加入、夫婦)の所得代替率は、今後51.6%まで低下することが明らかである以上、企業年金給付水準目標を加えて「60%」は明らかに「古く」、「低い」と指摘。
2点目は、この「古く」「低い」日本の所得代替率、退職前の所得の60%を引上げるには、確定拠出年金の「カイゼン」であることを主張。
この確定拠出年金の「カイゼン」は次ぎの4点を掲げている。
1>確定拠出年金の拠出限度額を引上げる。日本の企業型確定拠出年金で最大で年間55万2000円、米国では年間1万5500ドル(1ドル=110円として、170万5000円)。日本の確定拠出年金掛金の非課税枠は低すぎる。
2>企業型確定拠出年金で社員本人が拠出できる「マッチング拠出」の導入。
3>受給開始前の引き出し、積立金の取崩しを認める。
4>公務員への確定拠出年金の拡大。
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