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景気の不安―所有する苦しみ

★そこはかとなく不況の前触れを目にするようになってきた。まず、東京都内のビル賃貸の空き室が目立ちだしてきた。当社がある東京は品川・五反田・大崎周辺は、2007年12月頃まではミニバブルでビルオーナーは強気に賃貸料金を引上げてきた。ところが、街の不動産屋情報では08年5月頃から空き室率が5%から10%に近づきつつあるという。すでに坪1万円、管理費なしといったビル賃貸が少なからずある。

★最近の傾向では、賃貸マンションの居住用から事務所用途への変更が多いのに驚く。07年まで投資用に購入した個人が、15万円とか18万円では個人の借り手がつかず、軒並み、事務所用賃貸に切り替えているという。
1985年から90年頃も東京都内・首都圏では「投資用マンション購入」が花盛り。定年退職金の一部を頭金に数千万円を銀行借入で購入、賃貸料で老後資金の足しと、多くのリタイアーがワンルームマンションを購入した。その直後にバブル経済崩壊。
20万円の家賃はあっと言う間に10万から7万円まで下落。これでは、銀行返済もできず、損を覚悟に売却。買値5千万円のマンションは、1500万円、1000万円、600万円で売却といった話もあった。
歴史は繰り返すというが、現下の不動産状況は、90年代の「所有する苦しみ」に近づいてきたようだ。

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2008年08月04日 07:58に投稿されたエントリーのページです。

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