★「学生納付特例制度」は2000年(平成12年)4月以降に導入された制度である。それ以前は、20歳からの学生時代の国民年金は任意加入。学生本人が保険料を払うか、親が払うか、全く払わないか、ということになっていた。
7月28日HDS社の40代のライフプラン研修で、何人かの受講者から「ねんきん特別便には、学生時代の記録がないが、どうやって確認したらいいか?」と質問あり。
23歳で入社した時、はじめての厚生年金がはじめての年金加入と思っている人はかなり多い。そもそもが、学生時代は国民年金のみ、会社員は厚生年金加入と国民年金加入がイコールということを知らない。国民年金の証書・年金手帳、厚生年金の年金手帳は別のものと誤認している。しかも、厚生年金の年金手帳を会社が本人に返却していない場合、自分の年金記録を会社がキチンと管理しているという誤解を生んでいる。
学生時代の任意加入期間、記録確認の方法は4点。
1点は、親に聞く。親が息子娘の「年金証書」か「年金手帳」を保管している場合がある。なくとも国民年金保険料の納付領収書があれば、まず記録復活問題なし。
2点は、社会保険事務所に行き、学生時代の親の「住所」、本人の下宿先の「住所」を書いて、納付記録を調べてもらう。
3点は、国民年金保険料の納付領収書もなく、全く納付記録がない場合、自分の兄弟姉妹の学生時代の国民年金はどうだったか調べ、もし、兄弟姉妹には親が納付していたとすると、自分にも親は納付していた可能性あり。そこで、第三者委員会に審査申請を申し立ててみる方法もある。
4点は、学生時代に長期のアルバイトなどしていた場合、厚生年金に加入していた可能性もあるので、その会社名を銘記して、社会保険事務所で調べてもらう。
さて、こうしたアドバイスが功をそうして、時折、受講者のなかから、「私の学生時代の年金記録がありました!」と返事をもらうことがある。
本当に、日本の年金記録、庶民には複雑怪奇なものである。
年金お助けBOOK 2008-2009年版
適格年金のやめ方