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学生納付特例制度の追納は得か損か?

★「学生時代の未納保険料の追納、新聞などの年金記事でも損得、はっきり言う記事がありませんし、役所に電話で聞いても、よう答えてくれません。今日は、そこのところよろしく、お願いします」といった質問を受ける。
28歳で初めての就職、厚生年金に加入。過去8年間、「学生納付特例制度」で国民年金保険料未納の新入社員、A君の場合である。

学生納付特例制度は平成12年、2000年度に導入された。新入社員A君、2008年度に保険料を一括納付するとなると、過去8年分となる。その額は、136万5000円。
一括追納は、得か損か?結論に到るまで2点の検証が必要となる。
まず、追納するなら早ければ早いほど、一括追納するのがお得。なぜならば、国民年金保険料は毎年引き上げられ、かつ、追納保険料は過去2年以上になれば追納増率が適用され高い保険料になる。例えば、2000年度の該当保険料13300円に対して追納保険料は15320円、15%のプレミアムが付加されている。

2点目は、損得を想定将来価値の比較で検証してみる。追納分136万5000円を複利1%の定期預金として65歳時の想定積立額は、193万3663円。65歳の国民年金の将来額が幾らになるかはなんとも言えないが、年金額は2023年まではほぼ同水準とし、以降毎年1%の物価変動改定で引き上げられるという「仮定」で試算する。この追納した8年に相当する65歳からの国民年金額は、年19万3278円、この合計額は73歳で約181万円、74歳で202万円となる。勿論、将来、年率1%以上のインフレが続き、年金額もそれ以上に跳ね上がってくれば、今の136万5000円は「安い」ということになる。

現在28歳の新人A君が、もし、8年分の一括追納136万5000円したとしても、ほぼその将来価値に並ぶ年金給付は74歳ということになる。46年後の未来。気の遠くなるような年金投資ということになる。それよりも、現在28歳で一括追納136万5000円を持ち合わせているとして、極めて貴重なお金である。
結論は、46年後の国民年金の保険料にまわすほど緊急性と収益性があるかというと、一括追納は「お得」とすすめられるものでもない。実は、現在28歳の新人A君には、カンタンかつシンプルな方法がある。

※「学生納付特例制度」と保険料追納額は、株式会社日本生活設計発行の「年金お助けBOOK2008年」が詳しいです。
http://http://www.nenkin.co.jp/book/book_01/

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2008年07月29日 05:59に投稿されたエントリーのページです。

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