デイリーニュース

« 7/16 「60歳からの医療保険制度が変わった!」徹底研究セミナー好評のうちに終了 | メイン | 「リバースモゲージ」住宅担保型老後資金ローン »

スタグフレーションのライフプラン仮説とは?

★人生にも資産運用にも、確かな海図はない。けれども、大嵐が来ても乗り越えていく、最悪期のイメージをもっていてもいいだろう。これから10年は稼げると言っても景気低迷・物価上昇・賃金据え置き・運用最悪のスタグフレーションを前提に「ライフプラン仮説」を立ててみよう。

昨日掲示した収支見通しの前提は:
1>支出は現在378万円。子供が大学4年生ぐらいまで対前年10%増がつづくが、子供大学卒業から毎年5%のダウンサイズを計る。ここでは物価上昇率は毎年2%増と見込む。
2>年収600万円(手取り)は55歳まで据え置き。56歳から59歳まで500万円にダウン。
50歳から60歳定年時までの毎年の収支は、赤字。これは多くの中高年サラリーマンは実感としてもっている家計収支観であろう。

★問題はこの家計の構造的赤字は、資産と債務の家計バランスシートからみても、文字通り、60歳以降の生活困窮者におちていく構図が予見できる。

080717kakeibs.gif

家計のバランスシートの前提は:
1>個人の金融資産は、現在1000万円からスタート。毎年の家計の黒字赤字が単純に金融資産にプラスマイナスする。

2>確定拠出年金は、毎年度掛金だけ年間20万円積みあがるだけとしよう。

3>住宅資産価値は、毎年5%の価値低落と覚悟しておく。要するに住みきり資産である。

4>債務は35歳開始の住宅ローン3千万円、35年ローン。その残債2千545万円。返済金利固定4.5%。60歳定年後も返済は続く。

5>表の左欄の参考として付した運用収益は、現在のMr.アクティブの資産配分から推定できる「期待収益率3.9%-2×リスク5.7%=7.5%」程度が毎年起こることを織り込む。これは、年度の金融資産、確定拠出年金、それぞれの資産残高から減損していくことになる。

5>60歳時点での資産―負債=純資産、マイナス▲320万円。これは決定的に家計の債務超過分となるわけだ。

これは余ほどの不運が15年も継続して起こることを仮定したわけだ。スタグフレーション経済が15年も連綿とつづくかどうかは、わからない。
しかし、1990年からバブル経済の後遺症が、失われた15年と続いた日本の経験からすれば、この程度の「不運」は覚悟しておきたい。
しかも、この例は、まだ勤め先があり収入がある、ハイパーインフレもないことを前提にしているから、超不運でもない。
とはいえ、60歳の債務超過は辛い。だからと言って暗鬱になることはない。ここから、本当のライフプランが始まる。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://nenkin.co.jp/mymt/mt-tb.cgi/1032

About

2008年07月17日 08:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「7/16 「60歳からの医療保険制度が変わった!」徹底研究セミナー好評のうちに終了」です。

次の投稿は「「リバースモゲージ」住宅担保型老後資金ローン」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

出版物

最新年金情報満載
「ねんきん特別便」対応。
「我が家の年金チェックシート」付。 厚生年金、国民年金、共済年金、企業年金、日本版401kまで。年金完全ガイド。
豊富なモデル例と図解で企業年金改革の基本が掴めます

RSS配信(RSSについて)