★金融資産のリスク管理は個人にできるものなのか?そんな質問を受けた。
「実際には、確定拠出年金でも、個人がもっている金融資産でも、今、どれほど損益があり、リスクがあるのか?など個人にとっては憂鬱な作業だ」というのは、独立FPのMさんである。
憂鬱な作業でも、今どれほど儲かっているか?損しているか?は、時代の経済運を用いる運用の世界で欠かせない検証だ。
ここに、「ベンチマーク収益率」という市場のほぼ平均的な収益率を基準にして、資産配分の構成割合に応じた儲けと損の状態を「資産全体」で検証する方法がある。
日本生活設計では、DCライフプラン研修で個人の多種多様なポートフォリオ(資産配分)を検証してきた。ここに、リスク資産を個人金融資産で30%、確定拠出年金で80%、資産全体で53%、かなりアクティブな人(アクティブマン)の例で見てみたい。
★ベンチマーク収益率は、日本株・国内債券・外国債券・外国株式は公的年金管理運用法人の07年度末集計データ、保険・定期預金は期間5年商品の平均を日本生活設計で集計したものを使用する。
1.個人の金融資産構成は、国内株20%、外国債券5%、外国株式5%、保険30%、定期預金40%、各ベンチマーク収益率を合計した平均は、マイナス▲5.9%。
2.確定拠出年金の資産構成は、国内株60%、外国債券20%、外国株式20%と、リスク資産運用に特化。各ベンチマーク収益率を合計した平均は、マイナス▲20.3%。
3.個人の金融資産と確定拠出年金を統合した合計では、国内株33%、外国債券10%、外国株式10%、保険20%、定期預金27%。各ベンチマーク収益率を合計した平均は、マイナス▲10.7%と確定拠出年金のマイナス▲20.3%は半減しているが、資産全体額が1000万円なら現状ではマイナス▲107万円の損失をかかえていることになる。
さて、ここから、アクティブマン氏の資産配分改善の方向を探って行きたい。ただし、マイナス▲107万円は、アクティブマン氏にとって軽いのか?重いのか?この検証が欠かせない。これは次号で検証したい。
下記、アクティブマン氏の資産配分表を掲載する。

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