★現在、NYに逃避中らしい折口雅博元会長の会社、人材派遣大手グッドウィル・グループ(GWG)は、6月25日、子会社の日雇い派遣会社のグッドウィルを7月末に廃業を決定。この廃業によって、正社員1490人、契約社員550人、アルバイト2121人は7月末で解雇。「派遣社員も現在、1日約7000人に上り、うち約4000人は1ヵ月以上の雇用契約」(朝日新聞6月26日号)は、打ち切られ、路頭に彷徨うことになる。6月30日現在、厚労省はこれら派遣社員の受け入れ先などに「継続雇用ならびに正式採用をお願いする」とのことであるが、日雇い派遣の実情はそうは簡単にいかないものがある。
★この世には、貧しき者、行き場のない者をカモにして儲かる商売がある。貧困ビジネスというそうだ。貧しき者をさらに借金漬けにし追い詰め、命と引き換えの危険労働に追いやる、さらにはイラク派遣兵士にリクルートする貧困ビジネス。堤未果著「貧困大国アメリカ」(岩波新書)によって、米国資本主義の貧困ビジネスの実情を知ることができる。
米国資本主義を信奉してきたGWGの経営者は、品性卑しき者というより、ビジネス思想そのものになにか大きな勘違いというか、理想の欠如がある。
会社を起こす。誰もがある種の「理想」に燃えて創業する。しかし、どこかその「理想」を甘美な偽善に変質させるときが来る。ここで元の理想に立ち戻れる者、一気に偽善的金儲けに突き進める者、ここで企業創業者の晩節は決まる。
ところが、折口雅博元会長、そもそもが、根からの悪しき貧困ビジネスの起業家ではないかと思わせる節がある。
「グッドウィル」という社名そのものが、とんでもないパクリだった。それは、インターネット百科事典ウィキペディアにある次ぎのような記事で知ることができる。
『社名の「グッドウィル」は、アメリカ合衆国で創立された社会的弱者の職業訓練・自立支援のために、寄付された古着・古本・家電などの再生販売をして多額の収益金と雇用機会を生み出している非営利団体の名前から取ったもので、「善意」「商売上の信用」の意。アメリカのグッドウィル・インダストリーズ(通称 グッドウィルen)は、コミュニティ・ビジネスを行う慈善団体として広く知れ渡った名称であり、日本のグッドウィル・グループとは無関係である』
折口雅博元会長、「社会的弱者の職業訓練・自立支援のために」、「逆転の発想」で日雇い派遣搾取ビジネスを思いついたとすると、かなり確信犯的な偽善者、悪魔の資本家の謗りは免れない。そういえば、GWGは2007年10月には、子会社である介護支援会社の「コムスン」でも不正発覚し、事業認可取り消し、廃業、営業譲渡の憂き目にあってきた。ここでも、最後の弱者、老人要介護者に甘美な儲けの臭いを嗅ぎつけていたのであろうか?
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