★社会保障国民会議(座長・吉川洋東大教授)は、6月12日に中間報告の骨子を公表。
1.社会保険の適用を非正規労働者、パートなどに拡大。
2.地域医療のネットワーク化
3.診療報酬体系の見直し
4.子育て支援サービスの拡充と財源集中投入
なんのことはない、これまで厚労省が政策基調にしてきた内容の追認でしかない。
★この会議の最大の課題は、国民年金の基礎年金の再構築にあったはず。ところが、基礎年金の根幹問題の解決には、なんら方向を示していない。税方式に変革するか、現行の社会保険方式にするか、「客観的・実証的データに基づく議論が不可欠」(朝日新聞6月13日号)などと、悠長なことで締めくくるつもりだ。
★社会保障国民会議(座長・吉川洋東大教授)が提示した、国民年金の基礎年金を税方式化にともなう財源額と消費税率を再掲する。この会議の唯一仕事らしい仕事の一つでもある。
ただし、ここで重要なことは、その財源額や消費税率ではない。
その財源額と消費税率を天秤にかけて、全員に満額支給するか?未納期間に応じて減額しても全員に最低保障の年金を支給するか?支給額最大1.5倍の年金額にするか?支給額最大2倍の年金額にするか?お好みを選択して下さいということでもない。

国民年金の変革の究極的な目的は、全国民が共通に抱く老後の社会的セーフティーネットを再構築することである。
すでに約300万~400万人といわれる国民年金未納・未加入者、さらには厚生年金の少額年金者(月額15万円未満)約200万人、これら貧困老人予備軍の救済、彼らの今からの自助を促すインセンティブを社会構造の中に位置付けし直すことである。そのためには、所得税であれ、消費税であれ、保険料であれ、負担のカタチ、負担額の上昇を誰もが避けえないことぐらいは、市民的勘定(=感情)は十分に理解している。
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