★定年後、60台前期の給与水準は大卒か高卒の新卒並の給与と想定される。「これではやっていけない」となる。しかし、ほぼ年収400万円から500万円は確保されるのが、「定年後継続雇用制度」である。団塊世代の定年後継続雇用の「所得」の構成は次ぎのようになる。
1.勤続35年以上、平均月収35万円前後であれば、厚生年金の報酬比例部分が約8万円から10万円程度となる。
企業年金が約5万円から10万円、さらに雇用保険の「高年齢雇用継続給付」約3万円が60歳から支給となる。
60歳から65歳までは、現役並バリバリコース=月収20万円前後で、総年収約430万円から約500万円程度となる。ただし、この年収水準は、64歳までである。
2.厚生年金の報酬比例部分は、60歳時以降の月収とその1年前の賞与の月平均額、それに老齢厚生年金額を足した「合計額」を基に「支給停止」がかけられる。
その「合計額」の基準は28万円である。給与と老齢厚生年金、それも月額28万円辺りに集中するのは在職老齢年金のこの支給停止額に起因する。
だからと言って、自民公明党が言うように、「在職老齢年金」の見直しは必要ない。「在職老齢年金」としての年金と給与で28万円以上も稼げる層は、そこそこに資産も仕事も健康も確保されている階層である。
3.65歳からは、企業年金をすでに一時金をとっているとなると、厚生年金と国民年金だけの15万円から20万円程度の月収となる。
65歳から後期高齢者となる75歳まで、年収300万円以上をキープするには、企業年金なり確定拠出年金などあるかどうかがキーポイントとなる。
さて、60歳からの継続雇用、団塊世代でその機会に恵まれる層は、ハッピーリタイアと考えたい。
問題は、ポスト団塊世代である。男性で昭和28年生まれ以降の「部分年金後退世代」、昭和36年以降生まれ以降の「60台無年金世代」の継続雇用であるが、それは必ずしも未来永劫に保証されているわけではない。
年金お助けBOOK 2008-2009年版
適格年金のやめ方