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正規社員と非正規との格差は60歳以降にさらに深刻になる

★第一生命経済研究所は正規・非正規社員の時給格差の試算調査を公表している(朝日新聞6月4日号)。そのうち50代前半の正社員時給は2996円、フルタイム非正規社員1213円、短時間労働者1018円。正規と非正規社員の時給格差は、20代で1.3倍、50代で2.5倍に拡大するという。これはあくまでも賃金時給だけであるが、正規・非正規のさらなる格差は、60台前期、後期になると底なしに拡大する「運命」にある。今、30、40台の非正規で働く人がいるならば、ここは是非、10年、20年後の未来を考え、なんとか正規社員に到る道筋を考えてほしい。

★「部分年金世代」と呼ばれる団塊世代、そのうち正規社員の定年後継続雇用の「所得」を見ていきたい。継続雇用はすでに50歳あたりからその「選択」は始まる。大手企業の平均的な継続雇用のプロセスを紹介する。

★60歳定年を選択すると、55歳の給与水準が定年まで続く。ここら辺りが、選択のキーとなる。60歳以降の継続雇用を選択すると、55歳あたりで給与は激変する。そして、60歳からの「所得」はさらに激変する。日本生活設計で集計している大企業各社の「継続雇用制度」から、その平均的な姿を提示しておこう。

1.50歳から55歳までの給与は、継続雇用を選択すると、最後の5年間、60歳までの報酬は15%から30%程度のダウンとなる。年収700万円の中堅社員で約600万~500万円程度と推定できる。勿論、役職ははずされるので、役職手当はなくなる。それでも、日本の全勤労者の年収の上位層に属する。

2.60歳定年とともに現在の会社は定年退職。子会社の「人材会社」に移籍の上、元の会社への「派遣社員」となるケースが多い。そこでの報酬は、3パターンに分けられる。

・現役並バリバリコース=月収20万円前後、賞与は実績次第となる。
・パートタイマーコース=月収15万円から20万前後。賞与なし。
・サポート要員コース=繁茂期に緊急要員として雇用される。

この「選択」は結構むずかしい。実際のところ、「選択」するための「将来推計」の「家計プラン=ライフプラン」をほとんどの50台はもっていない。

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2008年06月04日 08:02に投稿されたエントリーのページです。

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